「AppleCare+の料金っていくら?」
「AppleCare+の使い方を詳しく知りたい!」
「AppleCare+のバッテリー交換はしてくれる?」
AppleCare+の料金や保証内容が気になりますよね。
この記事では、AppleCare+の料金や保証内容、また、使い方やバッテリー交換などについても解説していきます。
AppleCare+の料金まとめ
【iPhone 17 Pro / 17 Pro Max / iPhone Airの場合】
通常ブラン
- 月払い:1,580円/月
- 2年一括払い:31,800円
盗難・紛失プラン
- 月払い:1,740円/月
- 2年一括払い:34,800円
・この記事を読んでわかること
・AppleCare+に関する他の記事
AppleCare+の料金や保証内容!使い方やバッテリー交換についても解説

『AppleCare+』とは
Apple公式が提供する『AppleCare+』は、保証サービスの名称です。
iPhoneやMac、iPad、Apple Watch、AirPodsなどのApple製品を対象に、通常の保証だけではカバーしきれない「画面割れ、落下、水没、バッテリー劣化など」を保証してくれるサービスです。
・この章を読んでわかること
AppleCare+の料金プランと支払い方法
AppleCare+加入を検討する際に、以下の保証のポイントについて気になる方も多いのではないでしょうか?
・AppleCare+を検討する3つの材料
- iPhoneの高額化:最新のiPhone 17 Pro Maxは15万円以上、修理費も高額化
- 修理費用の高騰:画面割れ修理で4万円~6万円かかるケースも
- 日常的なリスク:落下、水没など、誰にでも起こりうる事故
ここでAppleCare+を利用する際に気になるのが「どの端末で加入するか」「支払い方法はどうするか」「長く使うか」という点になるでしょう。
ここからは、AppleCare+の料金プランと支払い方法について解説します。
・iPhone 17/16シリーズのAppleCare+の値段(2025年11月時点:税込価格)
通常プラン(盗難・紛失なし)
| 端末種類 | 月払い | 24か月総額(=月額×24回) | 2年一括料金 |
|---|---|---|---|
| iPhone 17 Pro / 17 Pro Max / iPhone Air | 1,580円 | 37,920円 | 31,800円 |
| iPhone 17 / 16 | 1,180円 | 28,320円 | 23,800円 |
| iPhone 16e | 980円 | 23,520円 | 19,800円 |
盗難・紛失プラン(通常プラン+盗難・紛失保証)
| 端末種類 | 月払い | 2年一括料金 |
|---|---|---|
| iPhone 17 Pro / 17 Pro Max / iPhone Air | 1,740円 | 34,800円 |
| iPhone 17 / 16 | 1,340円 | 26,800円 |
| iPhone 16e | 1,140円 | 22,800円 |
⇒他シリーズのAppleCare+の値段を確認するにはコチラ
現在のAppleCare+の料金で、長期利用した場合の支払い方法の総コストを比較してみましょう。
・AppleCare+長期利用時の総コスト比較
例)iPhone 17 Proを3年間使用した場合
| 支払方法 | 2年目まで | 3年目(月額) | 合計 |
|---|---|---|---|
| 月払い | 37,920円 | 18,960円 | 56,880円 |
| 一括払い | 31,800円 | 18,960円 | 50,760円 |
| 差額 | – | – | 6,120円 |
現状では一括支払いの方が、2年目までのコストを抑えることが可能
一括支払いの場合、2年経過後に新しいAppleCare保証を購入できるかは、ご自身のApple Accountに紐付けられているiPhoneの「設定」画面で確認(「設定」>「一般」>「AppleCareと保証」の順に選択)が必要になります。
結果により、必ず更新できるわけではないことに注意が必要です。
・AppleCare+の更新方法
- 月払い:自動更新(製品サポート終了まで)解約の際は手続きが必要
- 一括払い:2年経過後に自動終了、45日以内の手続きで再度加入できれば保証期間継続可能
一括払いの延長について、詳しくはApple公式サイトで確認できます。
また、上記のコスト比較はあくまで例であり、機種モデルや発売時期によってAppleCare+の値段が変わるため、実際に契約する際はApple公式サイトや正規販売店で最新の保証料金を必ず確認してください。
iPhone以外の端末(Mac・iPad・Apple Watch・AirPods)の料金の目安
- AppleCare+(MacBook/iMacなど)
→ 保証期間は基本的に3年。月額/年額または一括払いのプランがあり、機種により料金は異なる - AppleCare+では、iPad、Apple Watch、AirPods など他のデバイスも保証の対象
AppleCare+の支払い方法には以下の選択肢があります。
・AppleCare+の支払い方法
| 支払い方法 | Apple(オンライン) | Apple(店舗) | キャリア/量販店など |
| クレジットカード | ○ | ○ | ×(代金合算)※1 |
| キャリア決済 | × | × | ○(合算) |
| Apple残高 | △(一括のみ) | △(一括のみ) | × |
| 現金 | × | ○ | ○ |
| ポイント | × | × | △(楽天のみ※2) |
※1:キャリア購入時は端末割賦へ合算扱い
※2:楽天モバイル購入時のみ、楽天ポイント利用可能
上記のように、支払い方法は加入先により異なります。
キャリア経由でAppleCare+に対応する保証プランに加入する際は、支払いにキャリア決済も利用することが可能です。
・支払い方法選択のポイント
- 2年しっかり利用予定⇒総額を抑えられる 一括払いを検討
2年後の継続時に再購入を利用できない可能性あり - 使用期間が不確定⇒月払い
- キャリア経由で加入する⇒各キャリアの決済方法を確認の上検討
AppleCare+の補償内容とサービス範囲
AppleCare+とは、限定保証の内容にとどまらず、Apple製品を安心して使い続けるための有料保証サービスです。
Appleの1年間無料保証(限定保証)
「限定保証」は購入から1年間、製造上の問題(自然故障)のみを無償でカバーするもので、落下や水没などの日常生活上の事故による故障は対象外
Applecare+なら、上記のような無料の1年保証では対象外となる画面割れや水没なども、一定の低額な自己負担で修理可能となります。
・AppleCare+で受けられる主な補償一覧
| 補償内容 | 詳細 | 備考 |
|---|---|---|
| ハードウェア保証の延長 | iPhone・iPad・Apple Watchは2年、Macは3年に延長 | 自然故障時は無償修理 |
| 過失・事故による損傷の修理が低額 | 画面割れ:3,700円/その他の損傷:12,900円 | 修理回数に制限なし |
| バッテリー交換 | 最大容量が80%未満→無償交換 | 電池劣化の不安を解消 |
| テクニカルサポート無制限 | 電話・チャット・店舗で優先サポート | 設定や操作の疑問をすぐ解決 |
| エクスプレス交換サービス | 故障品より先に交換品が届く | 最短翌日で復旧 |
| 盗難・紛失の補償 AppleCare+ 盗難・紛失プランのみ | 12,900円で新品同等品と交換(年2回まで) | 通勤・通学でのリスクに対応 |
※盗難・紛失補償を利用⇒「iPhoneを探す」をオンが必須
⇒iPhoneの修理の見積もりを確認するにはコチラ
AppleCare+について詳しくは、Apple公式サイトで確認できます。
ここで、Applecare+加入時と未加入時に発生する費用を比較してみましょう。
・Applecare+加入時と未加入時の修理費用比較表(2025年12月現在)
| 修理内容 | AppleCare+加入 | 未加入時の費用 | 差額 |
|---|---|---|---|
| 画面割れ修理 | |||
| iPhone 17 Pro Max | 3,700円 | 60,400円 | 56,700円 |
| iPhone 17 Pro | 3,700円 | 53,800円 | 50,100円 |
| iPhone 17 | 3,700円 | 53,800円 | 50,100円 |
| 背面ガラス修理 | |||
| 全機種共通 | 3,700円 | 25,900円 | 22,200円 |
| 画面+背面同時修理 | |||
| iPhone 17 Pro Max | 7,400円 | 74,800円 | 67,400円 |
| その他損傷・本体交換 | |||
| iPhone 17 Pro Max | 12,900円 | 131,800円 | 118,900円 |
| iPhone 17 Pro | 12,900円 | 123,800円 | 110,900円 |
| iPhone 17 | 12,900円 | 98,200円 | 85,300円 |
| バッテリー交換 | |||
| 全機種(80%未満) | 無料 | 14,900円~19,400円 | 最大19,400円 |
修理回数はAppleCare+加入期間中であれば無制限
通常のAppleCare+では対象外となる盗難・紛失も補償するために、AppleCare+盗難・紛失プランも用意されています。
AppleCare+盗難・紛失プランは、iPhoneのみに用意されています。
・AppleCare+盗難・紛失プランの詳細
- 盗難・紛失時にサービス料12,900円(税込)で新品同等のiPhoneと交換
- 年2回まで利用可能
- 新品購入(10万円以上)と比較して圧倒的に安価で端末を用意できる
AppleCare+盗難・紛失プランの利用条件
- 「iPhoneを探す」機能が有効になっていること
- Apple IDでサインインしていること
補償請求が完全に承認されるまでアカウントから削除しないこと - 盗難・紛失後、速やかに「紛失モード」を有効化
- 盗難の場合は警察への届出が必要
- 交換申請時にIMEI番号が必要
・AppleCare+盗難・紛失プランの交換プロセス
- 「探す」機能で位置情報を確認・「紛失モード」に設定
- 別の端末から「iPhoneを探す」(またはiCloud.com/find)にサインイン、端末の位置を確認
- 「紛失としてマーク」を選択し、遠隔で端末をロック
- 警察に遺失届を提出
- 通信事業者に連絡し回線の停止
- Appleへ補償の請求
- オンラインで補償手続きを開始
- 必要情報:iPhoneのシリアル番号、Apple Accountの情報、警察に届け出た「遺失届の受理番号」
- 保証の進捗状態を確認
- オンラインで確認可能
- 必要情報:補償請求番号またはApple修理ID、デバイスのシリアル番号またはIMEI
- AppleCare盗難・紛失プランの購入日
- 補償の問い合わせ先
- AppleCare+盗難・紛失プランサポート窓口:0120-938-240
- オンライン
AppleCare+盗難・紛失プランの詳しくは、Apple公式サイトで確認できます。
AppleCare+加入者専用の優先サポートを受けられます。
・テクニカルサポートに優先アクセスできる
- 問い合わせはテキストメッセージ、Appleサポートアプリ、電話、オンライン、店舗で可能
⇒AppleCare+加入者は非加入者よりも優先して接続されるので待ち時間が短縮できる- オンラインサポートページ
- 電話:0120-277-535(受付時間:平日・祝日:9:00~21:00/土日:9:00~18:00)年中無休
- 専門スタッフによる相談:各種手続き、アプリ設定、データ移行、トラブルシューティングなど
AppleCare+には、故障したiPhoneを最短で翌日に交換できるサービスも用意されています。
・エクスプレス交換サービス
- 配送業者が交換品(新品同等のリファービッシュ品)を届ける
- 同時に故障品を回収
- 修理期間中の「iPhoneが使えない期間」を最小限に
- 自己負担額は通常の修理と同じ(12,900円)
エクスプレス交換サービスについて、Apple公式サイトで詳しく確認できます。
iPhone・Macなど端末別のAppleCare+の違い
AppleCare+の補償内容は、製品ごとに保証期間・修理費の負担額・付帯サービスが異なります。
ここでは、AppleCare+に対するiPhoneと、MACなど主要デバイスの違いを解説します。
・AppleCare+端末別の主な違い
| 製品カテゴリ | 保証期間 | 過失損傷の自己負担額(例) | 特徴 / メリット |
|---|---|---|---|
| iPhone | 2年 | 画面:3,700円 その他:12,900円 | 高額修理に強い / 盗難紛失補償あり |
| Mac | 3年 | 画面/筐体:12,900円 その他:37,100円 | 主要部品の故障にも対応 / 長期保証 |
| iPad | 2年 | 画面:4,400円 その他:12,900円 | Apple Pencil・純正キーボードも保証対象 |
| Apple Watch | 2年 | 12,900円 | 運動利用など破損リスクが高い人向け |
| AirPods | 2年 | 3,700円 | バッテリー交換でも元を取りやすい |
AppleCare+│iPhoneの特徴
・iPhone向けのAppleCare+
- 画面割れ・背面ガラス割れ・本体のその他損傷
- バッテリー交換(最大容量80%未満なら無料)
- iPhoneのみ別途、盗難・紛失に対応したプランあり
料金プランについては、見出し『AppleCare+の料金プランと支払い方法』で詳しく解説しています。
・画面割れ・背面割れ・その他損傷時の自己負担額
- 画面または背面ガラスのみの損傷:3,700円
- 本体のその他損傷(落下での筐体破損・水没など):12,900円
- 盗難・紛失時の交換:12,900円(年2回まで)
AppleCare+のiPhoneの補償内容については、見出し『AppleCare+の保証内容とサービス範囲』で詳しく解説しています。
AppleCare+の未加入時は、画面割れの修理だけで5〜6万円、本体交換で10万円以上かかることもあるため、「1回の大きなトラブルで元が取れる」ことが多いのがiPhoneのAppleCare+です。
AppleCare+│Mac向けの特徴
Mac向けのAppleCare+は、保証期間が3年間と長いのが大きな特徴で、持ち運びの多いMacBookシリーズや、高価なMacBook Proでは、故障時の負担軽減効果が特に大きくなります。
・保証期間と料金イメージ(例)
- 保証期間:3年間
| モデル | 1年間 (税込) | 3年間 (税込) |
| Mac mini | 5,800円 | 15,400円 |
| Mac Studio | 9,800円 | 26,800円 |
| iMac | 9,800円 | 26,800円 |
| 13インチMacBook Air | 10,800円 | 29,800円 |
| 15インチMacBook Air | 12,800円 | 34,800円 |
| 14インチMacBook Pro | 16,400円 | 44,800円 |
| 16インチMacBook Pro | 23,400円 | 62,800円 |
| Mac Pro | 26,800円 | 74,800円 |
AppleCare+の各Macシリーズの料金は、Apple公式サイトのMacタブで確認できます。
AppleCare+のMacでは、以下のように特有の保証範囲が設けられています。
・AppleCare+│Mac特有の保証範囲
- 液体こぼしによる損傷(キーボードに飲み物をこぼした等)
- 画面割れ・筐体のへこみやひび
- 主要内部部品(ロジックボード・SSD・キーボード・トラックパッドなど)
・AppleCare+│Mac修理時の自己負担額(例)
- 画面・外部筐体のみの損傷:12,900円
- その他の損傷(本体交換に相当するものなど):37,100円
AppleCare+未加入のMacの場合、液晶交換で7〜10万円、ロジックボード交換で10万円以上かかることもあるため、仕事で使うMacには加入メリットが非常に大きいといえます。
なお、日本国内のMac向けAppleCare+には盗難・紛失補償は含まれません。
AppleCare+のMacの保証・見積の詳細は、Apple公式ページで確認できます。
AppleCare+│iPad向けの特徴
iPadは画面が大きく、落下時に画面が割れやすいデバイスです。
AppleCare+に加入すると、iPad本体だけでなくApple Pencilや純正キーボード類も保証対象になるのが特徴です。
・保証期間と料金イメージ(例)
- 保証期間:2年間
| モデル | 月払い(税込) | 2年間(税込) |
| iPad、iPad mini | 550円 | 10,800円 |
| 11インチiPad Air (M2) | 650円 | 12,800円 |
| 13インチiPad Air (M2) | 850円 | 16,800円 |
| 11インチiPad Pro (M4) | 1,150円 | 22,800円 |
| 13インチiPad Pro (M4) | 1,350円 | 26,800円 |
AppleCare+の各iPadシリーズの料金は、Apple公式サイトのiPadタブで確認できます。
AppleCare+のiPadの修理等の自己負担額例を以下にまとめます。
・修理・交換時の自己負担額(例)
- 画面損傷:4,400円
- その他の損傷:12,900円
教育現場や仕事用で持ち運びが多い人、Apple Pencilを多用するクリエイターにとって、iPad向けAppleCare+は「本体+周辺機器」をまとめて守る保険と捉えることができます。
AppleCare+のiPadの保証・見積についての詳細は、Apple公式ページで確認できます。
AppleCare+│Apple Watch向けの特徴
AppleCare+のApple Watch向けは、手首に常に装着するがゆえの「ぶつける・落とす・傷がつく」リスクに備えるプランです。
・保証期間と料金イメージ(例)
- 保証期間:2年間
| モデル | 月払い (税込) | 2年間 (税込) | 3年間 (税込) |
| Apple Watch SE | 380円 | 7,400円 | — |
| Apple Watch Series 11 | 580円 | 11,800円 | — |
| Apple Watch Ultra 3 | 740円 | 14,800円 | — |
| Apple Watch Hermès | 740円 | — | 21,800円 |
| Apple Watch Hermès Ultra | 740円 | — | 21,800円 |
AppleCare+の各Apple Watchの料金は、Apple公式サイトのApple Watchタブで確認できます。
・AppleCare+でApple Watch破損時の自己負担額
- Apple Watch SE:画面破損や外装の損傷見積額37,800 円
⇒AppleCare+加入時9,200円
Ultraシリーズなど高価格モデルでは、未加入での修理費が数万円〜10万円近くに達することもあり、スポーツ用途・アウトドア用途では特に加入メリットが大きくなります。
AppleCare+のApple Watchの保証についての詳細・見積は、Apple公式ページから確認できます。
AppleCare+│AirPods向けの特徴
AppleCare+のAirPods向けの補償では、バッテリー劣化や破損時の交換費用を大幅に抑えることができ、また、片耳だけ故障した場合でも、片側ごとの修理・交換に対応しているのがポイントです。
・保証期間と料金イメージ(例)
- 保証期間:2年間
| モデル | 2年間 (税込) |
| AirPods 4、Beats | 4,600円 |
| AirPods Pro 3 | 5,800円 |
| AirPods Max | 8,800円 |
AppleCare+の各AirPodsの料金は、Apple公式サイトのAirPodsタブで確認できます。
・AppleCare+でAirPods破損時の自己負担額
- バッテリーが大きく劣化した場合:無料または低額で交換
- 破損時の修理・交換:3,700円程度で対応可能(片耳・ケースなど)
一方で、AirPodsの紛失や盗難はAppleCare+ for Headphonesの保証対象外です。
AppleCare+のAirPodsの保証についての詳細・見積は、Apple公式ページから確認できます。
端末別:AppleCare+に向いている人
以下に該当する人は、AppleCare+の加入に向いているタイプになります。
・AppleCare+加入に向く人
- iPhone:高額モデルを使う/外出先でよく使う/過去に画面割れ・紛失経験あり
- Mac:仕事で使う/持ち運びが多い/故障時に業務が止まるのが困る
- iPad:Apple Pencil・キーボード必須/教育用途/子どもが使う
- Apple Watch:スポーツ・アウトドア用途/高額なUltraシリーズ利用者
- AirPods:毎日長時間利用/バッテリー劣化が早いヘビーユーザー
このように、同じAppleCare+でも、端末ごとに「料金」「保証期間」「補償範囲」「自己負担額」が異なるため、ご自身の使い方とリスクを踏まえて判断することが重要です。
AppleCare+の使い方とサポート利用方法
AppleCare+の使い方は、主に「修理・交換の依頼」と「サポート利用」の2つに分かれます。
万一の急なトラブルに慌てないよう、AppleCare+の使い方とサポート利用の流れを把握しておきましょう。
AppleCare+では、状況に応じた修理・交換方法を選択できます。
・AppleCare+の修理・交換依頼の方法
| 方法 | 特徴 | 所要期間 | 費用支払のタイミング |
|---|---|---|---|
| 持ち込み修理 | 店舗で直接対応、即日修理が多い | 当日〜数時間 | 店舗にて支払い |
| 配送修理 | 自宅から発送、来店不要 | 約3〜7日 | 修理完了後に支払い |
| エクスプレス交換 | 先に交換品を届けてもらえる最速対応 | 最短翌日 | 受付時に端末代金の仮押さえ(返却後解除) |
※画面修理・背面修理・本体交換など、症状に応じた自己負担額が適用されます
(例:画面割れ3,700円/その他損傷12,900円 など)
修理の際に発生する費用については、見出し『AppleCare+の補償内容とサービス範囲』で解説しています。
・修理依頼の手順
- バックアップを取る(iCloudまたはPC)
- 「iPhoneを探す」をオフにする(Apple IDパスワードが必要)
- 画面ロックのパスコードを準備
- Appleサポートアプリ or Apple公式サイトから症状を登録・予約
- 修理方法(持ち込み/配送/エクスプレス交換)を選択
- 指定の方法で端末を預ける・引き渡し
iPhone修理サービスの詳細は、Apple公式サイトで確認できます。
つぎに、AppleCare+加入者は、優先的にサポートへ繋いでもらうことができますので、不明点は確認してみましょう。
・電話・チャットサポートの使い方
電話サポート(Appleサポートセンター)
- 電話番号:0120-277-535
- 受付時間:9:00〜21:00(年中無休)
- Appleサポートアプリで折り返しの依頼可
- 設定・不具合・バックアップ・iCloud・アプリ操作など幅広く相談OK
チャットサポート
- 24時間対応(専門スタッフ:午前9時~午後9時)
サポートへの問い合わせをスムーズに進めるために、以下の情報を準備しておきます。
・サポートへの問い合わせ事前準備
- シリアル番号(設定 ⇒ 一般 ⇒ 情報)
- Apple ID
- 症状の発生タイミング・状況
AppleCare+のバッテリー交換の条件と費用
AppleCare+では、製品保証を延長するだけでなく、バッテリー劣化も補償対象です。
特に、長期間同じiPhoneを使用する方にとってはAppleCare+に加入する大きなメリットになります。
・無料交換の条件(AppleCare+加入時)
| 条件 | 内容 |
|---|---|
| バッテリー最大容量が80%未満 | iOSの診断値で判定 |
| AppleCare+保証期間内 | 保証期間、または継続加入中 |
| 端末の改造・損傷なし | 画面割れなどがある場合は別途費用が発生 |
iPhoneのバッテリー最大容量の確認方法
- 設定アプリを開く
- 「バッテリー」<「バッテリーの状態と充電」
- 最大容量を確認(例:79%なら無料対象)
AppleCare+に加入していても、バッテリー交換が有料になるケースがあります。
・バッテリー交換が有料になるケース
| 状況 | AppleCare+加入 | 未加入 |
|---|---|---|
| 最大容量が80%以上 | 有料 | 有料 |
| 膨張・発熱・充電不可など故障症状あり | 状況により無料の可能性あり | 同左 |
Appleの製品保証(限定保証):通常使用によるバッテリーの劣化は対象外
バッテリー交換のほかに、画面割れなどがある場合、追加修理費(3,700円/12,900円)が発生する可能性あり
バッテリー交換にかかる費用は、以下の通りです。
・バッテリー交換費用(2025年12月現在/税込価格)
| 機種 | 加入(80%未満) | 加入(80%以上)未加入 |
|---|---|---|
| iPhone 17/16 Proシリーズ | 無料 | 19,400円 |
| iPhone 17/16 通常モデル | 無料 | 15,800円 |
| iPhone SE | 無料 | 11,200円 |
バッテリー交換を行う場合、AppleCare+で最大19,400円の費用を削減することができます。
バッテリー交換の見積もりは、Apple公式サイトで確認できます。
次に、バッテリー交換の申し込みについて解説します。
・バッテリー無料交換の申し込み方法
| 方法 | 持ち込み修理 | 配送修理 |
| 期間 | 即日~数時間 | 7~10日 |
| 料金 | 無料 | 無料 |
| 特徴 | 最短、相談可能 | 自宅から完結 |
いずれの方法で申し込む場合でも、端末の準備が必要です。
バックアップや端末の初期化の方法など、詳しくは、Apple公式サイトで確認できます。
⇒バッテリー交換を申し込むオンライン予約はコチラ
・バッテリー交換の最適なタイミングとは?
- 最大容量が80%を下回ったとき
- 保証終了1〜2か月前
- 1日持たないと感じた時
- iOSアップデート後に明らかに劣化した時
上記のような症状で、バッテリー交換の必要有無について問い合わせが必要な際は、チャットが用意されています。
AppleCare+に加入していると、経年劣化によるバッテリー容量の低下(最大容量80%未満)で無料バッテリー交換が可能です。
同じiPhoneを長く使う方に、加入メリットが大きくなるサービスになります。
AppleCare+と大手キャリアの「AppleCare Services」オプションの違い
ドコモ・au・ソフトバンク・楽天モバイルでiPhoneを購入する際、各キャリアが提供する「AppleCare Services」を選択できます。
補償内容の多くはAppleCare+と共通ですが、料金や追加特典、キャリア変更時の扱いが異なります。
・AppleCare+とAppleCare Servicesの違い(一覧比較)
| 項目 | AppleCare+(公式) | ppleCare Services(キャリア版) |
|---|---|---|
| 加入窓口 | Apple Store / 公式サイト | キャリア契約時のみ |
| 支払い方法 | 一括 / 月額(Apple ID/カード) | キャリア決済(携帯料金と合算) |
| 修理自己負担額 | 画面3,700円 / その他12,900円など | 同じ(共通) |
| バッテリー交換条件 | 最大容量80%未満で無料 | 同じ(共通) |
| 盗難・紛失 | +月額160円の追加で対応 | 対応(同等条件) |
| 返金 | 一括払いは残期間分を返金 | 通常なし |
| キャリア変更時 | 継続可能 | 解約 |
| サポート受付 | Appleに直接 | Appleに直接(キャリアでの修理受付不可) |
| 追加特典 | なし | データ復旧やポイント還元など独自特典 |
キャリアショップでは基本、修理を行わず、実際の修理はAppleCare Service(正規サービスプロバイダ)で行います。
ドコモは、AppleCare Servicesとは異なる独自保証プランも提供しています。
・ドコモの独自保証サービスの特色
smartあんしん補償の特徴
- 修理時の上限自己負担額:5,500円
- 本体交換は対象外(修理のみ)
- 月額料金:330円~1,100円(iPhone 17 Pro Maxで990円)
- AndroidとiPhoneの両方をカバー
- データ復旧サポートあり
・ドコモ smartあんしん補償とAppleCare+比較
| 項目 | smartあんしん補償 | AppleCare+ |
|---|---|---|
| 月額料金(iPhone 17 Pro) | 990円 | 1,580円 |
| 修理時自己負担 | 5,500円 | 3,700円(画面)/12,900円(その他) |
| 本体交換 | 非対応 | 対応(12,900円) |
| 盗難・紛失 | 非対応 | 対応(盗難・紛失プラン加入時) |
| データ復旧サポート | あり(月額220円のオプション) | なし |
| 2年間総額 | 23,760円 | 37,920円 |
・ドコモ smartあんしん補償とAppleCare+おすすめのタイプ
smartあんしん補償がおすすめな人
- 画面割れなど軽度の修理のみを想定
- 月額料金を抑えたい
- 本体交換が必要なほどの重度損傷は想定していない
- データ復旧サービスが必要
AppleCare+がおすすめな人
- 水没など重度の損傷も心配
- 盗難・紛失のリスクがある
- 本体交換サービスが必要
- キャリアを変更する可能性がある
auは、AppleCare+の内容に独自サービスを追加しています。
・au「故障紛失サポート with AppleCare Services」
auの独自メリット
- au PAY(Pontaポイント)での支払いも可能
- auスマートパス会員特典(修理時にPontaポイント進呈)
- 3時間特急便(東京23区・大阪市内限定、9:00~17:00受付)
ソフトバンクもAppleCare+とほぼ同内容のサービスを提供しています。
・ソフトバンク「あんしん保証パック with AppleCare Services」
ソフトバンクの独自メリット
- 機種変更後も保証継続(2021年7月14日以降加入者)
- ソフトバンクショップで修理受付可能(予約不要の場合も)
- PayPayでの支払いも対応
楽天モバイルのサービスも基本はAppleCare+と同じです。
・楽天モバイル「故障紛失保証 with AppleCare Services」
楽天モバイルの特徴
- 楽天ポイントが貯まる・使える
- オンライン申し込みが簡単
- 月額料金は他キャリアとほぼ同額
それでは、Apple公式のAppleCare+とキャリア版Apple Care Services、どちらを選択するべきでしょうか?
・Apple公式のAppleCare+とキャリア版Apple Care Servicesのおすすめの人
キャリア版を選ぶべき人
- 長期間同じキャリアを使い続ける予定(3年以上)
- 携帯料金とまとめて支払いたい
- キャリアショップでのサポートを希望
- クレジットカードを持っていない
- キャリア独自の特典(ポイント還元など)が魅力
Apple公式を選ぶべき人
- キャリアを変更する可能性がある
- SIMフリー版iPhoneを使用
- Appleに直接サポートを受けたい
- 一括払いで少しでも安く抑えたい
- シンプルでわかりやすい保証が好み
AppleCare+とApple Oneの違い
「AppleCare+」と「Apple One」は名前が似ているため混同されがちですが、全く別のサービスです。
AppleCare+とApple Oneの、勘違いしてしまいやすいポイントを明確に解説します。
Apple Oneとは?
Apple Oneは、Appleのサブスクリプションサービスをまとめたパッケージ
iPhoneの保証サービスではない
・Apple Oneに含まれるサービス
- Apple Music(音楽ストリーミング、1億曲以上)
- Apple TV+(動画ストリーミング、オリジナルドラマ・映画)
- Apple Arcade(ゲームサブスクリプション、広告なし)
- iCloud+(クラウドストレージ50GB~2TB)
Apple One料金プラン(2025年12月現在)
| プラン | 月額料金 | 内容 | ストレージ |
|---|---|---|---|
| 個人 | 1,200円 | 1人で全サービス利用 | 50GB |
| ファミリー | 1,980円 | 最大6人で共有 | 200GB |
保証サービスであるAppleCare+とサブスクリプションサービスであるApple Oneの違いを比較します。
・AppleCare+とApple Oneの決定的な違い
| 項目 | AppleCare+ | Apple One |
|---|---|---|
| サービス種類 | デバイス保証・修理 | サブスクリプション(音楽・動画等) |
| 対象 | iPhone等のハードウェア | デジタルコンテンツ・クラウドストレージ |
| 主な機能 | 修理、バッテリー交換、テクニカルサポート | 音楽、動画、ゲーム、ストレージ |
| 料金 | 980円~1,740円/月(端末別) | 1,200円~1,980円/月(プラン別) |
| 加入条件 | 製品購入後30日以内 | いつでも加入可能 |
| 保証範囲 | ハードウェアの故障・損傷 | なし(エンタメサービスのみ) |
| 修理費用割引 | あり(3,700円~) | なし |
AppleのサブスクリプションサービスであるApple Oneには、AppleCare+は含まれていません。
・AppleCare+とApple Oneの勘違いしやすい注意点
- Apple Oneに加入しても、iPhoneの保証は受けられない
- Apple Oneに加入しても、修理費用は割引にならない
- iPhoneの修理保証が必要な場合は、AppleCare+に別途加入必須
- 両方利用したい場合は、それぞれ個別の契約が必須
それでは、両方を利用する場合の費用感の例を挙げます。
・AppleCare+とApple One併用時の料金
iPhone 17 ProでAppleCare+とApple Oneの両方を利用する
- AppleCare+(月払い):1,580円
- Apple One(個人プラン):1,200円
- 合計:2,780円/月 年間では:33,360円
・AppleCare+とApple Oneのどちらを優先すべき?
| 状況 | 優先サービス | 理由 |
|---|---|---|
| iPhoneをよく落とす・画面を割った経験 | AppleCare+優先 | 修理費用(6万円以上)の方が高額 |
| 高価なProモデル使用 | AppleCare+優先 | 本体交換費用が10万円以上 |
| Apple Music・iCloudを複数契約中 | Apple One優先 | 月額料金を統合して節約 |
| 家族でAppleサービス利用 | Apple One優先 | ファミリープランで大幅節約 |
| 両方のニーズあり・予算に余裕 | 両方加入 | 最も安心 |
2025年7月に米国で「AppleCare One」という新サービスが発表されました。
その内容は、複数のApple製品(最大3台)を一つのプランでカバーするという保証サービスです。
参考:Apple Care One(新サービス・米国のみ)
- 月額19.99ドル(約3,000円)
- iPhone、Mac、iPad、Apple Watchなどを組み合わせ可能
- ただし、日本での提供は未定
AppleCare+は本人以外でも使える?名義と利用条件
AppleCare+は、契約者ではなくデバイスに紐づく保証のため、購入後に譲渡した場合でも、一括払いの契約であれば保証を新しい所有者へ移行できる可能性があります。
AppleCare+は、契約者本人以外、家族や代理人でも利用できるケースがありますが、その際の注意点等について解説します。
・AppleCare+の修理を代理で依頼できるケース
| ケース | 対応 |
|---|---|
| 家族が代わりに持ち込み修理 | ◎基本的に可能 |
| 中古端末の修理依頼 | ◎可能(保証が残っていれば) |
| 子ども名義のiPhoneを保護者が修理依頼 | ◎可能 |
契約名義は問われませんが、店舗により独自の運用で委任状などの準備が必要になる場合があります。
来店予約時に、予め状況を説明し、必要な持参物があれば準備をしておきましょう。
・代理で修理を依頼する際に必要なもの
| 必要なもの | 用途 |
|---|---|
| 修理対象デバイス本体 | 診断のため |
| 来店者の本人確認書類 | 身元確認のため |
| iPhoneのパスコード | 動作確認 |
| 「iPhoneを探す」をオフにする設定 | 修理受付条件※Apple IDパスワード必要 |
| 購入証明書 | 所有権確認として有用 |
Apple 正規サービスプロバイダなどの一部では、以下の際に委任状が求められる場合があります。
・委任状が必要な場合の例
- 18歳未満の使用者の修理を代理人が行う場合
- 法人名義のデバイス
- 本体交換など高額修理
・配送修理の場合
- Apple サポートに 所有者の Apple ID でサインイン
- 集荷先は代理人の住所でも可
- 店舗より厳しい本人確認が不要なことも多い
・AppleCare+契約の移行に関する重要ポイント
| 支払い方法 | 譲渡時の移行 | 注意点 |
|---|---|---|
| 一括払い | ◎移行可能 | Appleへの所有者情報更新が必要 |
| 月払い / 年払い | ×移行不可 | サービスはAppleアカウントに紐づく |
AppleCare+の意向については、必ずしも行えるものではないため、詳しくはApple公式アカウントで確認できます。
・中古端末の購入時に注意すべき点
- 一括払いのAppleCare+ ⇒移行手続きが必要
- 月額払い ⇒ 保証が途中終了するリスクあり
- 保証状況を設定アプリで確認
設定 < 一般 < 情報 < 保証

