「DisplayPort Alternate Mode対応スマホの機種を一覧で確認したい!」
「DisplayPort Alternate Mode対応のタブレット機種はどれ?」
「DisplayPort Alternate Mode対応のノートPCも知りたい!」
DisplayPort Alternate Mode対応機種が気になりますよね。
この記事では、DisplayPort Alternate Mode対応機種をスマホ・タブレット・ノートPCに分けて一覧で紹介し、DisplayPort Alternate Mode対応のケーブルの選び方、また、テレビやモニターの注意点などについても解説していきます。
DisplayPort Alternate Mode対応Androidスマホ機種一覧まとめ
この記事を読んでわかること
- DisplayPort Alternate Mode対応Androidスマホ機種一覧
- DisplayPort Alternate Mode対応タブレット機種一覧
- DisplayPort Alternate Mode対応ノートPC機種一覧
- DisplayPort Alternate Mode対応ケーブルの選び方
- DisplayPort Alternate Mode対応テレビやモニターを選ぶポイント
- DisplayPort Alternate Mode(オルタネートモード)とは
- DisplayPort Alt ModeとUSB Type-Cの関係
- HDMIとDisplayPortの違い|どっちが高画質でキレイか
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・DisplayPort Alternate Modeに関する他の記事
DisplayPort Alternate Mode対応機種一覧|スマホ・タブレット・ノートPC

この章を読んでわかること
DisplayPort Alternate Mode対応Androidスマホ機種一覧
スマホの画面を「テレビや大きなモニターで見たい」という時に活躍するのが「DisplayPort Alternate Mode」です。
以下では、実際にDisplayPort Alternate Modeに対応するAndroidスマホをまとめて紹介します。
DisplayPort Alternate Modeの概要については、後のパート「DisplayPort Alternate Modeとは?仕組み・特徴・USB-Cとの関係をわかりやすく解説」で解説しています。
DisplayPort Alternate Modeは基本的に、USB 3.x以上の規格のUSB-C端子を持つスマホで利用可能です。
しかし、スマホのUSB-C端子に「DisplayPort」や「USB 3.x」と書かれていても、必ずしもDisplayPort Alternate Modeに対応しているとは言い切れません。
実際の対応状況はモデルごとに異なるため、利用する場合は公式仕様や実機での確認をおすすめします。
また、公式スペックに「DisplayPort Alternate Mode対応」と記載されていても、キャリア版では利用できないケースもあるため注意が必要です。
上記のような注意点をふまえ、実際にDisplayPort Alternate Modeに対応するAndroidスマホ機種一覧を見ていきましょう。
対応Androidスマホ機種一覧
DisplayPort Alternate Mode対応Androidで、以下のメーカーについてはドコモでの取扱いはありません。
ドコモで取り扱いのない機種
- Xiaomi
- OPPO
- ASUS
- HUWEI
- LG
Xperia(SONY)
Xperia(SONY)でのDisplayPort Alternate Mode対応状況
基本的にDisplayPort Alternate Modeに対応している、最高の性能・機能を持つフラッグシップのXperia 1シリーズは、最新機種のエクスペリアにおいてもその傾向が続いています。
ミドルレンジのXperia 10シリーズは、軽量化と省電力を優先した設計のため、DisplayPort Alternate Modeにはほぼ非対応で、例外的に10 IIIだけが対応しています。
また、廉価帯のAceシリーズはすべて非対応です。
Xperia(SONY)DisplayPort Alternate Mode対応機種一覧
■Xperia 1 シリーズ
ハイエンド・フラッグシップのXperia1シリーズは、4Kクラスの高精細ディスプレイ、高性能カメラ、音質・映像性能に優れています。
| 機種 | DisplayPort Alternate Mode対応 |
|---|---|
| Xperia 1 VII 2025年6月発売 | ○ |
| Xperia 1 VI 2024年6月発売 | ○ |
| Xperia 1 V 2023年10月発売 | ○ |
| Xperia 1 IV 2022年6月発売 | ○ |
| Xperia 1 III 2021年7月発売 | ○ |
■Xperia 5 V シリーズ
ミドルレンジのXperia 5シリーズは、フラッグシップに近い高性能をもちながら、コンパクトで扱いやすいのが特長です。
| 機種 | DisplayPort Alternate Mode対応 |
|---|---|
| Xperia 5 V 2023年10月発売 | ○ |
| Xperia 5 IV 2022年10月発売 | ○ |
| Xperia 5 III 2021年11月発売 | ○ |
■Xperia 10 シリーズ
価格やコスパ重視で、日常的な使い方の人向けにバランスの良いシリーズです。
| 機種 | DisplayPort Alternate Mode対応 |
|---|---|
| Xperia 10 VII 2025年10月発売 | ✕ |
| Xperia 10 VI 2024年7月発売 | ✕ |
| Xperia 10 V 2023年7月発売 | ✕ |
| Xperia 10 IV 2022年7月発売 | ✕ |
| Xperia 10 III Lite 2021年8月発売 | ○ |
| Xperia 10 III 2021年6月発売 | ✕ |
■Xperia Ace シリーズ
エントリークラスのXperia Aceシリーズは、スマホ初心者などに最適な、価格抑えめな機種です。
| 機種 | DisplayPort Alternate Mode対応 |
|---|---|
| Xperia Ace III 2022年6月 | ✕ |
| Xperia Ace II 2021年5月 | ✕ |
「SONY」が展開するAndroidスマホ「Xperia(エクスペリア)」シリーズは、SONYの最先端技術を集結させたスマートフォンです。
サウンド技術の真価を発揮するオーディオ性能だけでなく、高機能なカメラ、美しい色表現のディスプレイは高い評価を集めます。
Pixel(Google)
Pixel(Google)でのDisplayPort Alternate Mode対応状況
Google Pixelシリーズは、長らくDisplayPort Alternate Modeに非対応でした。
しかし、ソフトウェア更新によってDisplayPort Alternate Modeに対応したのがPixel 8世代以降で、これが大きな転換点となっています。
Pixel(Google)DisplayPort Alternate Mode対応機種一覧
■Google Pixelシリーズ
| 機種 | DisplayPort Alternate Mode対応 |
|---|---|
| Pixel 10 / 10 Pro / 10 Pro XL 2025年8月発売 | ○ |
| Pixel 10 Pro Fold 2025年10月発売 | ○ |
| Pixel 9a 2025年4月発売 | ○ |
| Pixel 9 Pro/ 9 Pro Fold 2025年9月発売 | ○ |
| Pixel 9 2024年8月22日 | ○ |
| Pixel 8a 2024年5月発売 | ○ (アップデートで対応) |
| Pixel 8 / 8 Pro 2023年10月発売 | ○ (アップデートで対応) |
| Pixel Fold 2023年6月発売 | ○ |
| Pixel 7a 2023年11月発売 | ✕ |
| Pixel 7 / 7 Pro 2022年10月発売 | ✕ |
| Pixel 6a 2022年7月発売 | ✕ |
Google Pixelは、ハードウェアとソフトウェアの両方をGoogle自身が設計・開発しているため、最適化された連携で動作の安定性やバッテリー効率に優れています。
「純正のAndroid体験」を楽しめるスマートフォンとして、シンプルで快適な操作と長期的なサポートが高く評価されています。
Galaxy(SAMSUNG)
Galaxy(SAMSUNG)でのDisplayPort Alternate Mode対応状況
Galaxyの、Sシリーズ・Z Foldシリーズ・FEシリーズは、日本発売時点からDisplayPort Alt Modeに対応しています。
一方、Z FlipシリーズとAシリーズは、携帯性や価格を優先した設計のため、DisplayPort Alt Modeには、一貫して非対応です。
Pixel(Google)DisplayPort Alternate Mode対応一覧
■Galaxy Sシリーズ
SAMUSUNG最高級モデルのGalaxy Sシリーズは、チップ、CPU/GPU、カメラ、ディスプレイ、どれもがトップクラスの品質を誇ります。
| 機種 | DisplayPort Alternate Mode対応 |
|---|---|
| Galaxy S25 / S25 Ultra 2025年2月発売 | ○ |
| Galaxy S24 / S24 Ultra 2024年4月発売 | ○ |
| Galaxy S23 / S23 Ultra 2023年4月発売 | ○ |
| Galaxy S22 / S22 Ultra 2022年4月発売 | ○ |
■Galaxy Zシリーズ(Fold/Flip)
先進モデルとして登場したGalaxy Zシリーズは、折りたたみ式やスライド式など新しいスマホを求める人からの人気を集めます。
| 機種 | DisplayPort Alternate Mode対応 |
|---|---|
| Galaxy Z Fold7 2025年8月発売 | ○ |
| Galaxy Z Flip7 2025年8月発売 | ✕ |
| Galaxy Z Fold6 2024年7月発売 | ○ |
| Galaxy Z Flip6 2024年7月発売 | ✕ |
| Galaxy Z Fold5 2023年9月発売 | ○ |
| Galaxy Z Flip5 2023年9月発売 | ✕ |
| Galaxy Z Fold4 2022年9月発売 | ○ |
| Galaxy Flip4 2022年9月発売 | ✕ |
■Galaxy Aシリーズ
コスパ重視、ミドルレンジクラスに位置するGalaxy Aシリーズは、必要十分な性能で手頃な価格の、誰もが手に取りやすいシリーズです。
| 機種 | DisplayPort Alternate Mode対応 |
|---|---|
| Galaxy A36 5G 2025年6月発売 | ✕ |
| Galaxy A25 5G 2025年2月発売 | ✕ |
| Galaxy A55 5G 2024年5月発売 | ✕ |
| Galaxy A54 5G 2023年5月発売 | ✕ |
| Galaxy A23 5G 2022年11月 | ✕ |
| Galaxy A53 5G 2022年3月 | ✕ |
■Galaxy FEシリーズ(Fan Edition)
フラッグシップ級の性能を持ちながら、価格も抑えた上位ミドル的なシリーズ。
| 機種 | DisplayPort Alternate Mode対応 |
|---|---|
| Galaxy S24 FE 2024年12月発売 | ○ |
| Galaxy S23 FE 2024年2月発売 | ○ |
| Galaxy S21 FE 2022年1月発売 | ○ |
Galaxyは、高級感ある素材や洗練されたカメラ配置など、細部までデザインへのこだわりが感じられます。
また、Samsungが得意とする有機ELディスプレイで、鮮やかな色合いの画像や、立体的で迫力のある動画を映し出すのが特徴です。
AQUOS(SHARP)
AQUOS(SHARP)でのDisplayPort Alternate Mode対応状況
DisplayPort Alternate Modeに対応するaquosは、上位モデルとミドルレンジの比較的新しい機種にとどまっているのが特徴です。
GalaxyやXperia、Pixelが幅広いラインで早期から対応を進めてきたのに比べると、選択肢は少なく対応も遅れ気味です。
そのため、DisplayPort Alternate Modeを重視するユーザーにとっては、AQUOSはやや限定的な選択肢となります。
AQUOS(SHARP)DisplayPort Alternate Mode対応一覧
■AQUOS Rシリーズ
| 機種 | DisplayPort Alternate Mode対応 |
|---|---|
| AQUOS R10 2025年9月発売 | ○ |
| AQUOS R9 2024年7月発売 | ○ |
| AQUOS R9 pro 2024年12月発売 | ○ |
| AQUOS R8 2023年8月発売 | ○ |
| AQUOS R8 pro 2023年7月発売 | ○ |
| AQUOS R7 2022年7月発売 | ○ |
■AQUOS senseシリーズ
| 機種 | DisplayPort Alternate Mode対応 |
|---|---|
| AQUOS sense10 2025年11月発売 | ○ |
| AQUOS sense9 2024年11月発売 | ○ |
| AQUOS sense8 2023年11月発売 | ○ |
| AQUOS sense7/ sense7 plus 2022年11月発売 | ✕ |
| AQUOS sense6s 2022年4月発売 | ✕ |
■AQUOS wishシリーズ
| 機種 | DisplayPort Alternate Mode対応 |
|---|---|
| AQUOS wish5 2025年6月発売 | ✕ |
| AQUOS wish4 2024年6月発売 | ✕ |
| AQUOS wish3 2023年6月発売 | ✕ |
| AQUOS wish2 2022年6月発売 | ✕ |
| AQUOS wish 2022年1月発売 | ✕ |
SHARPが提供するAQUOSは、優れた防塵や防水機能、また高性能なカメラ機能も備えます。
また、スマート家電と連携できる機能に対応するなど、ユーザーの声を反映し、利便性も高められたスマートフォンです。
OPPO
OPPOでのDisplayPort Alternate Mode対応状況
OPPOのスマホは、日本で発売されたモデルについて「DisplayPort Alternate Modeに対応しているかどうか」が公式に明記されていないものが多い傾向にあります。
実際、非対応なケースがほとんどで、DisplayPort Alternate Modeを重視する人にとっては、OPPOは少し判断しづらいメーカーとも言えます。
OPPODisplayPort Alternate Mode対応一覧
■OPPO Renoシリーズ
| 機種 | DisplayPort Alternate Mode対応 |
|---|---|
| OPPO Reno13 A 2025年6月発売 | ✕ |
| OPPO Reno11 A 2024年6月発売 | ✕ |
| OPPO Reno9 A 2023年6月発売 | ✕ |
| OPPO Reno7 A 2022年6月発売 | ✕ |
| OPPO Reno5 A 2022年1月発売 | ✕ |
■OPPO Findシリーズ
| 機種 | DisplayPort Alternate Mode対応 |
|---|---|
| OPPO Find X8 2024年12月発売 | ✕ |
| OPPO Find X3 Pro 2021年6月発売 | ○ |
■OPPO Aシリーズ
| 機種 | DisplayPort Alternate Mode対応 |
|---|---|
| OPPO A5x 2025年8月発売 | ✕ |
| OPPO A3 5G 2024年12月発売 | ✕ |
| OPPO A79 5G 2024年2月発売 | ✕ |
| OPPO A77 2022年10月発売 | ✕ |
OPPO は、世界シェア4位という実績を誇るグローバルブランドという点が大きな特徴です。
製品は独自の強みを持ち、日本向けに「Reno Aシリーズ」を開発しシェアを拡大しています。
高機能なスマホが手に入れやすい機種が多く揃うことから、学生からシニア層まで幅広い世代から支持されています。
Xiaomi
XiaomiでのDisplayPort Alternate Mode対応状況
displayport alternate mode対応のxiaomiの対応は、日本発売モデル(2022~2025年)では、ほとんどの機種において、公式仕様にDisplayPort Alternate Mode対応の記載がありません。
利用者や利用を検討している場合は、公式サイトや取扱説明書を必ず確認し、対応可否を販売店への問い合わせる必要があります。
XiaomiDisplayPort Alternate Mode対応一覧
■Xiaomiシリーズ
| 機種 | DisplayPort Alternate Mode対応 |
|---|---|
| Xiaomi 15T Pro 2025年9月発売 | ✕ |
| Xiaomi 15T 2025年9月発売 | ✕ |
| Xiaomi 15 Ultra 2025年3月発売 | ○ |
| Xiaomi 15 2025年4月発売 | ○ |
| Xiaomi 14 Ultra 2024年6月発売 | ✕ |
| Xiaomi 13T Pro 2023年12月発売 | ✕ |
| Xiaomi 12T Pro 2022年12月発売 | ✕ |
■Redmi Noteシリーズ
| 機種 | DisplayPort Alternate Mode対応 |
|---|---|
| Redmi Note 14 Pro 5G 2025年3月発売 | ✕ |
| Redmi Note 13 Pro 5G /13 Pro+ 5G 2024年5月発売 | ✕ |
| Redmi Note 11 Pro 5G 2022年5月発売 | ✕ |
| Redmi Note 11 2022年3月発売 | ✕ |
| Redmi Note 10T 2022年4月発売 | ✕ |
■Redmiシリーズ
| 機種 | DisplayPort Alternate Mode対応 |
|---|---|
| Redmi 14C 2024年10月発売 | ✕ |
| Redmi 12 5G 2023年10月発売 | ✕ |
| Redmi 12C 2023年3月発売 | ✕ |
■POCOシリーズ
| 機種 | DisplayPort Alternate Mode対応 |
|---|---|
| POCO F7 2025年7月発売 | ✕ |
| POCO M7 Pro 5G 2025年4月発売 | ✕ |
| POCO F7 Pro/POCO F7 Ultra 2025年3月発売 | ✕ |
| POCO X7 Pro 2025年2月発売 | ✕ |
| POCO F6 Pro 2024年5月発売 | ✕ |
中国発のブランドXiaomiのスマートフォンは、高性能とコストパフォーマンスの両立が特長です。
ハイエンドではライカ監修カメラや高速充電を備え、Redmiシリーズは低価格でも快適な性能を提供します。
こうしたバランスが、日本市場だけでなく世界的な人気につながっています。
arrows
arrowsでのDisplayPort Alternate Mode対応状況
arrowsシリーズは、国内モデルの中でもDisplayPort Alternate Mode(DP Alt Mode)対応機種が比較的多く、対応の広さが特長です。
近年発売された機種では、DisplayPort Alternate Modeを積極的に採用しており、ビジネスでの利用、大画面での利用に適しています。
arrowsDisplayPort Alternate Mode対応一覧
| 機種 | DisplayPort Alternate Mode対応 |
|---|---|
| arrows Alpha 2025年8月発売 | ○ |
| arrows We2 2025年8月発売 | ✕ |
| arrows We2 Plus 2024年8月発売 | ○ |
| arrows N 2023年2月発売 | ✕ |
| arrows We 2021年12月発売 | ✕ |
| arrows Be4 Plus 2021年5月発売 | ✕ |
| arrows NX9 2020年12月発売 | ○ |
| arrows 5G 2020年7月発売 | ○ |
arrowsは、国内メーカーFCNTが展開してきたスマートフォンブランドで、防水や耐衝撃など安心設計が特長です。
ただし、FCNTは2023年5月30日に民事再生手続を申立て、携帯端末の製造・販売事業を停止しており、現在は新機種の展開がありません。
ASUS Zenfone
ASUS ZenfoneでのDisplayPort Alternate Mode対応状況
ASUSスマートフォンのDisplayPort Alternate Mode対応は、一般向けのZenfoneシリーズ(Zenfone Ultra/Flip/)では確認されていません。
ただし、ゲーミングに特化したタイプのROG Phoneシリーズでは、2019年11月に発売されたROG Phone 2以降安定してDisplayPort Alternate Modeに対応している点が特長です。
ASUSのスマホで、DisplayPort Alternate Modeを重視する場合は、ROG Phoneシリーズを選択することが適しています。
ASUS ZenfoneDisplayPort Alternate Mode対応一覧
| 機種 | DisplayPort Alternate Mode対応 |
|---|---|
| Zenfone 12 Ultra 2025年5月発売 | ✕ |
| Zenfone 11 Ultra 2025年8月発売 | ✕ |
| Zenfone 10 2023年9月発売 | ✕ |
| Zenfone 9 2022年10月発売 | ✕ |
| Zenfone 8 Flip 2021年8月発売 | ✕ |
ASUSのスマートフォンは、一般向けのZenfoneシリーズとゲーミング特化のROG Phoneシリーズを展開しています。
いずれもハイエンド仕様で価格帯は高めですが、その分性能や機能面で充実しています。
機種選択の傾向として、Zenfoneは自分らしい選択を楽しみたいユーザー、ROG Phoneは本格的にゲームを楽しみたいユーザーに適しています。
HUAWEI
HUAWEIでのDisplayPort Alternate Mode対応状況
HUAWEIでは、フラッグシップのMateシリーズやPシリーズの一部で、DisplayPort Alternate Mode対応が確認されています。
一方、novaシリーズなど一般向けモデルでは非対応が多く、対応状況にはシリーズごとの違いがあります。
HUAWEIDisplayPort Alternate Mode対応一覧
■Pシリーズ
| 機種 | DisplayPort Alternate Mode対応 |
|---|---|
| HUAWEI P40 lite 5G 2020年6月発売 | ✕ |
| HUAWEI P40 lite E 2020年6月発売 | ✕ |
| HUAWEI P40 Pro 5G 2020年6月発売 | ○ |
| HUAWEI P30 Pro 2019年9月発売 | ○ |
| HUAWEI P30 lite Premium 2019年8月発売 | ✕ |
| HUAWEI P30 lite 2019年5月発売 | ✕ |
| HUAWEI P3 2019年5月発売 | ○ |
■Mateシリーズ
| 機種 | DisplayPort Alternate Mode対応 |
|---|---|
| HUAWEI Mate 30 Pro 5G 2020年4月発売 | ○ |
■novaシリーズ
| 機種 | DisplayPort Alternate Mode対応 |
|---|---|
| HUAWEI nova lite 3+ 2020年5月発売 | ✕ |
| HUAWEI nova 5T 2019年11月発売 | ✕ |
HUAWEIのスマホは、カメラ性能の高さや洗練されたデザインが魅力で、海外では根強い人気のあるブランドです。
また、バッテリー持ちも良く、普段使いから写真・動画まで快適に使える点に魅力を感じる人も多いでしょう。
ただ、近年日本ではほとんど新モデルが発売されておらず、最新機種の多くが国内未発売となっています。
motorola
motorolaでのDisplayPort Alternate Mode対応状況
Motorolaのスマホで DisplayPort Alternate Mode に対応しているモデルはかなり限られており、現状は Edge+ シリーズが主な対応機種です。
たとえば Edge+(2023)は USB-C が DisplayPort 1.4 に対応していることが公式仕様で確認できます。
一方で、Gシリーズや通常のEdgeシリーズは、DisplayPort Alternate Modeには対応していないケースがほとんどです。
motorolaDisplayPort Alternate Mode対応一覧
■edgeシリーズ
| 機種 | DisplayPort Alternate Mode対応 |
|---|---|
| motorola edge 60 pro 2025年7月発売 | ✕ |
| motorola edge 60 pro 2025年7月発売 | ✕ |
| motorola edge 50 pro 2024年7月発売 | ○ |
| motorola edge 50s pro 2024年7月発売 | ✕ |
| motorola edge 40 neo 2024年5月発売 | ✕ |
| motorola edge 40 2022年6月発売 | ✕ |
| motorola edge 30 PRO 2022年6月発売 | ○ |
■razrシリーズ
| 機種 | DisplayPort Alternate Mode対応 |
|---|---|
| motorola razr 60 ultra 2025年12月中旬発売予定 | ✕ |
| motorola razr 60 2025年7月発売 | ✕ |
| motorola razr 50d/razr 50 ultra 2024年12月発売 | ✕ |
| motorola razr 50/razr 50s 2024年9月発売 | ✕ |
| motorola razr 40 2023年11月発売 | ✕ |
| motorola razr 40s 2023年12月発売 | ✕ |
| motorola razr 40 ultra 2023年8月発売 | ✕ |
■moto g シリーズ
| 機種 | DisplayPort Alternate Mode対応 |
|---|---|
| moto g66j 5G 2025年7月発売 | ✕ |
| moto g05 2025年3月発売 | ✕ |
| moto g64y 5G (2024年7月発売 | ✕ |
| moto g64 5G 2024年6月発売 | ✕ |
| moto g24 2024年3月発売 | ✕ |
| moto g53s 5G 2024年1月発売 | ✕ |
| moto g52j 5G SPECIAL 2023年11月発売 | ✕ |
| moto g52j 5G II 2023年7月発売 | ✕ |
| moto g53y 5G 2023年6月発売 | ✕ |
| moto g53j 5G 2023年6月発売 | ― |
| moto g32 2022年9月発売 | ― |
| moto g52j 5G 2022年6月発売 | ― |
| moto g31 2022年1月発売 |
Motorolaのスマホは、使いやすさとバッテリーの長持ちが魅力です。
edgeシリーズは高性能カメラ搭載のハイエンド、gシリーズはコスパ重視のミドルレンジ、razrは折りたたみでデザイン性が光るモデルであるなど、幅広いユーザーに合わせたラインナップが揃っています。
LG
LGでのDisplayPort Alternate Mode対応状況
LGのスマホでDisplayPort Alternate Modeに対応している機種は、基本的にハイエンドモデル中心です。
ミドルレンジやエントリーモデルでは、ほとんどの機種がDisplayPort Alternate Modeに非対応です。
LGDisplayPort Alternate Mode対応一覧
| 機種 | DisplayPort Alternate Mode対応 |
|---|---|
| LG VELVET 2020年12月発売 | ○ |
| LG style3 2020年6月発売 | ○ |
| LG V60 ThinQ 5G 2020年5月 | ○ |
| LG G8X ThinQ 2024年9月発売 | ○ |
| LG style2 2019年7月発売 | ✕ |
| motorola razr 40 ultra 2023年8月発売 | ✕ |
LGのスマホは、回転式デュアルスクリーンの「Wing」やスタイリッシュな「VELVET」、大画面・大容量バッテリーのVシリーズなど、ユニークで使いやすいモデルが揃っていました。
ただし、LGは2021年にスマホ事業から撤退しており、新機種はほとんど出ていません。
iPhoneはDisplayPort Alternate Mode非対応|理由と対処法
「DisplayPort Alternate Modeは、iPhone非対応なの?」
iPhoneを利用する人は、自分の機種のDisplayPort Alternate Mode対応状況が気になりますよね。
iPhoneでは、2023年発売のiPhone 15シリーズ以降、従来のLightningポートからUSB-Cポートへと変更しています。
しかし、USB-Cに移行したものの、AndroidのようにDisplayPort Alternate Modeで映像出力できるわけではありません。
iPhoneはDisplayPort Alternate Mode非対応と言われる理由
iPhoneが、DisplayPort Alternate Modeに非対応と言われる理由は、AppleがDisplayPort Alternate Modeのような一般的な映像出力規格を使わず、Apple独自の方式で外部出力を行っているためだと考えられています。
iPhoneのUSB-C端子は、DisplayPort Alternate Modeへの対応可否を明確にしておらず、Apple独自の外部出力仕様で管理されています。
そのため、DisplayPort Alternate Modeを利用して直接テレビやモニターへ映像を出力することはできません。
【対処法】
iPhoneでは、モデルに応じてLightningアダプタやUSB-Cアダプタを選び、Apple公式で案内されている外部出力方法「ケーブルを使ってiPhoneをディスプレイに接続する」を参照するのが確実です。
■【Apple公式】ケーブルを使ってiPhoneをディスプレイに接続する方法
1.iPhoneのモデルに応じて、Lightning Digital AVアダプタ、Lightning – VGAアダプタ、USB-C Display AV Adapter、USB-C VGA Multi-portアダプタをiPhoneの底部にある充電ポートに差し込む
2.HDMIケーブルまたはVGAケーブルをアダプタに接続
3.HDMIまたはVGAケーブルの反対側をモニタ、テレビ、またはプロジェクタに接続
4.必要に応じて、モニタ、テレビ、またはプロジェクタのビデオ入力を切り替え
※サポートが必要な場合は、ディスプレイのマニュアルを参照する
参照:Apple公式
DisplayPort Alternate Mode対応タブレット機種一覧
以下では、実際にDisplayPort Alternate Modeに対応するタブレットをまとめて紹介します。
DisplayPort Alternate Modeは基本的に、USB 3.x以上の規格のUSB-C端子を持つスマホで利用可能です。
しかし、タブレットのUSB-C端子に「DisplayPort」や「USB 3.x」と書かれていても、必ずしもDisplayPort Alternate Modeに対応しているとは言い切れません。
実際の対応状況はモデルごとに異なるため、利用する場合は公式仕様や実機での確認をおすすめします。
注意点をふまえ、実際のDisplayPort Alternate Mode対応のタブレット一覧を見ていきましょう。
対応タブレット機種一覧
Lenovo Tabシリーズ
LenovoTabシリーズでのDisplayPort Alternate Mode対応状況
DisplayPort Alternate Mode対応タブレットのLenovoは、シリーズごとに対応が異なります。
上位モデル(Yoga Tab・Legion Tab・Idea Tab Pro/Plus)はUSB Type-Cによる外部映像出力に対応する可能性が高く、一方でエントリー~スタンダードモデル(Tab One・Tab Mシリーズなど)は非対応または限定的です。
LenovoTabシリーズDisplayPort Alternate Mode対応一覧
| 機種名 | DisplayPort Alternate Mode対応 |
|---|---|
| Lenovo Tab 2025年1月発売 | ✕ USB 2.0 Type-Cポート |
| Lenovo Tab B11 2024年2月発売 | ✕ USB 2.0 Type-Cポート |
| Lenovo Tab One 2025年4月発売 | ✕ USB 2.0 Type-Cポート |
| Lenovo Idea Tab Pro 2025年1月発売 | ○ USB 3.2 Type-Cポート(DP-Out対応) |
| Lenovo Idea Tab 2025年8月発売 | ✕ USB 2.0 Type-Cポート |
| Lenovo Tab Plus 2024年7月発売 | ✕ USB 2.0 Type-Cポート |
| Lenovo Legion Tab (8.8”, 3) 2025年1月発売 | ○ USB 3.2 Type-Cポート(DP-Out対応) |
| Lenovo Yoga Tab Plus 2025年1月発売 | ○ USB 3.2 Type-Cポート(DP-Out対応) |
| Lenovo Yoga Tab 2025年9月発売 | ○ USB 3.2 Type-Cポート(DP-Out 対応) |
| Lenovo Idea Tab Plus 2025年9月発売 | ✕ USB 2.0 Type-Cポート |
Lenovo公式のAndroidタブレットは、幅広いシリーズ展開で価格帯も2万円台のエントリーモデルから5万円台以上の高性能モデルまで揃っています。
スタンダードなTabシリーズはコストパフォーマンスと使いやすさで人気があり、YogaやLegionなど上位モデルは映像美やゲーミング性能で差別化されています。
市場では「手頃で選びやすい多用途タブレット」として高い支持を得ています。
Teclast
TeclastでのDisplayPort Alternate Mode対応状況
displayport alternate mode対応タブレットのteclastの機種は、上位モデルのT60AIのみがDisplayPort Alternate Modeに対応し、外部モニター接続が可能です。
その他のTシリーズやMシリーズ、Pシリーズ、ArtPadシリーズはUSB-Cが充電とデータ転送専用で、映像出力には対応していません。
全体として低価格帯中心のラインアップであるため、外部映像出力対応は非常に限定的です。
TeclastDisplayPort Alternate Mode対応一覧
■Tシリーズ
| 機種名 | DisplayPort Alternate Mode対応 |
|---|---|
| T70 タブレット 2024年11月発売 | ✕ Type-C Charging |
| T65 Plus Tablet 2025年9月発売 | ✕ USB-C charging |
| T60 Pro Tablet 2025年9月発売 | ✕ USB-C charging (5V/3A) |
| T50 Plus 2025 2023年10月発売 | ✕ USB-C charging (5V/2A) |
| T60AI 2025年1月発売 | ○ Type-C 3.0 Type-C 2.0 ※USBポート2基搭載 |
■Mシリーズ
| 機種名 | DisplayPort Alternate Mode対応 |
|---|---|
| M50 Plus タブレット 2023年10月発売 | ✕ Type-C Charging |
| M50 Mini タブレット 2024年5月発売 | ✕ Type-C Charging |
| M50 Mini Wi-Fi タブレット 2025年3月発売 | ✕ Type-C Charging |
| M50 タブレット 2025年9月発売 | ✕ Type-C Charging |
Teclast公式のAndroidタブレットの価格帯は、低~中価格帯中心で手頃さが特長です。
TシリーズやMシリーズは動画視聴や学習用途に人気があり、T60AIやArtPadシリーズなどの上位モデルでは大画面や高リフレッシュレート、ペン対応など差別化が図られています。
市場では「コストパフォーマンスに優れた多用途タブレット」として支持され、特に初心者やファミリー層に選ばれやすい立ち位置です。
Samsung Galaxy Tab
Samsung Galaxy TabでのDisplayPort Alternate Mode対応状況
Samsung Galaxy Tabでは、Galaxy Tab SシリーズはS7以降のすべてのモデルがUSB-CのDisplayPort Alt Modeに対応しています。
なお、FEシリーズはモデルによって対応が不明確であり、Aシリーズは基本的に外部映像出力に非対応です。
Samsung Galaxy TabでDisplayPort Alternate Mode機能を利用したい場合は、Galaxy Tab SシリーズのS7以降を選ぶのが確実です。
Samsung Galaxy TabDisplayPort Alternate Mode対応一覧
■MatePadシリーズのみ対応
| 機種名 | DisplayPort Alternate Mode対応 |
|---|---|
| Galaxy Tab S11シリーズ (S11 / S11+ / S11 Ultra) 2025年9月発売 | ○ USB Type-C 3.2 |
| Galaxy Tab S10シリーズ (S10 / S10+) 2025年4月発売 | ○ USB Type-C 3.2 |
| Galaxy Tab S9シリーズ (S9 / S9+ / S9 Ultra) 2023年7月発売 | ○ USB Type-C 3.2 |
| Galaxy Tab S8シリーズ (S8 / S8+ / S8 Ultra) 2022年2月 | ○ USB Type-C 3.2 |
| Galaxy Tab S7シリーズ (S7 / S7+) 2020年8月発売 | ○ USB Type-C 3.2 |
| Galaxy Tab S6シリーズ (S6) 2019年8月発売 | ✕ USB 2.0 |
| Galaxy Tab A8 2021年12月発売 | ✕ USB 2.0 |
SamsungのAndroidタブレットは、ハイエンドのGalaxy Tab Sシリーズが高性能CPUや美しいディスプレイを備え、プロ用途でも高い人気を集めています。
一方で、FEシリーズやAシリーズは、手に取りやすい価格帯のため、学習や仕事の入門機として幅広いユーザー層から支持を得ています。
Samsung DeXについて書く??
HUAWEI MediaPad / MatePad
HUAWEI MediaPad / MatePadでのDisplayPort Alternate Mode対応状況
MediaPadシリーズは、TシリーズやMシリーズを含めUSB-C端子が非搭載またはUSB 2.0規格が中心で、DisplayPort Alt Modeによる有線映像出力には対応していません。
これに対してMatePadシリーズでは、2019年以降のMatePad ProがUSB 3.1/3.2規格のUSB-Cポートを備え、DisplayPort Alt Modeに対応しています。
そのため、DisplayPort Alt Mode機能が利用できるのはMatePad Proに限られます。
HUAWEI MediaPad / MatePadDisplayPort Alternate Mode対応一覧
■MatePadシリーズのみ対応
| 機種名 | DisplayPort Alternate Mode対応 |
|---|---|
| MatePad Air 2025 2025年08月発売 | ○ USB 3.1 Gen 1搭載のType-C |
| MatePad Pro 12.2 2025年05月発売 | ○ Type-C、USB 3.1 Gen 1対応 |
| MatePad Pro 13.2 2023年11月発売 | ○ USB 3.2 Gen 1 Type-Cポート |
| MatePad 11.5 2023年07月発売 | ○ USB 3.2 Gen 1 Type-Cポート |
| MatePad Air 2023年06月発売 | ○ USB 3.2 Gen 1 Type-Cポート |
| MatePad SE 2022年05月発売 | ○ USB 3.2 Gen 1 Type-Cポート |
| MatePad Pro 12.6 2021年06月発売 | ✕ USB 2.0 Type-Cポート |
| MatePad T 10 2021年4月発売 | ✕ USB 2.0 Type-Cポート |
MediaPadシリーズは、 主にエントリーモデルで、手頃な価格で必要十分な機能を備え、子供用やサブ機として使いやすいタブレットですが、すでに販売を終了しています。
現在の主力はMatePadシリーズで、高性能な作業環境やコストパフォーマンスに優れたモデル、MatePad Pro、MatePad SE、MatePad Tなどが展開中です。
また、キッズモードやペアレンタルコントロールなど、安心して使える機能を備えた機種も多く、初心者やファミリー向けにもおすすめです。
iPad(USB-Cモデルのみ対応)
iPadでのDisplayPort Alternate Mode対応状況
Apple公式のiPadスペックでは、USB-Cの仕様が掲載されています。
しかし、DisplayPort Alternate Mode対応については明記されておらず、iPadがDisplayPort Alternate Modeに対応しているかどうかは確定できません。
iPad USB-C仕様一覧
(iPad Pro、Air第4世代以降、mini第6世代、iPad第10世代以降)
| 機種名 | 映像出力仕様 |
|---|---|
| iPad Pro 2018年モデル以降 | USB 3.1 Gen1 |
| iPad Air 第4世代以降 | USB 3.1 Gen1 |
| iPad mini 第6世代以降 | USB 3 |
| iPad 第10世代以降 | DisplayPort/USB 2.0 |
上の表からも分かる通り、iPadのUSB-C端子はUSB 3.1やDisplayPortなどの仕様が記載されています。
しかし、iPadもiPhoneと同様に、独自の方式で外部出力を行うため、Apple公式では「ケーブルを使ってiPadをディスプレイに接続する」方法を案内しています。
また、このページでは「iPadをMacの2台目のディスプレイとして使用する」方法も紹介されており、Sidecarアプリを使い、iPadをMacの追加ディスプレイとして利用する手順を案内しています。
MacとiPadとの連携はとても便利ですが、外部モニター接続では、完全に独立して操作できるわけではないという点に注意が必要です。
また、iPadは画面の内容をそのまま外部ディスプレイに映すミラーリングにも対応しており、AirPlayや公式ケーブルを使えば、iPadの画面をそのままテレビやモニターに映すことができます。
これにより、DisplayPort Alternate Modeに非対応で拡張表示ができない場合でも、画面の内容を大きなディスプレイで共有したり確認したりすることが可能です。
DisplayPort Alternate Mode対応ノートPC機種一覧
以下では、実際にDisplayPort Alternate Modeに対応するノートPCをまとめて紹介します。
DisplayPort Alternate Modeは基本的に、USB 3.x以上の規格のUSB-C端子を持つスマホで利用可能です。
しかし、ノートPCのUSB-C端子に「DisplayPort」や「USB 3.x」と書かれていても、必ずしもDisplayPort Alternate Modeに対応しているとは言い切れません。
実際の対応状況はモデルごとに異なるため、利用する場合は公式仕様や実機での確認をおすすめします。
注意点をふまえ、実際のノートPC機種での対応状況を見ていきましょう。
対応ノートPC機種一覧
MacBook(全USB-Cモデル対応)
MacBookでのDisplayPort Alternate Mode対応状況
MacBookは、ほとんどの機種がUSB-Cポートを搭載し、Apple公式のMacBookスペックではUSB-Cの仕様が掲載されています。
しかし、DisplayPort Alternate Mode対応については明記されておらず、MacBookがDisplayPort Alternate Modeに対応しているかどうかは確定できません。
MacBook USB-C仕様一覧
■MacBook
| 機種 | モデル世代 | 映像出力仕様 |
|---|---|---|
| MacBook (12-inch、Retina) | 2015-2019 | 単一 USB‑C ポート USB 3.1 Gen 1 |
| MacBook Pro (Intel) | 2016-2019 | Thunderbolt 3 / USB 3.1 Gen2 |
| MacBook Pro (Apple 独自チップ(Appleシリコン)) | 2020 M1 | Thunderbolt / USB4 |
| 2021 M1 Pro / M1 Max | Thunderbolt / USB4 | |
| 2022~2023 M2 M2 Pro / M2 Max | Thunderbolt / USB4 | |
| 2023 M3 M3 Pro/M3 Max | Thunderbolt / USB4 | |
| 2024 M4 M4 Pro/M3 Max | Thunderbolt / USB4 |
■MacBook Air
| 機種 | モデル世代 | DisplayPort Alternate Mode対応 |
|---|---|---|
| MacBook Air (Intel) | 2018–2020 年 Intel MacBook Air | 2018年モデルから USB‑C |
| MacBook Air (Apple 独自チップ(Appleシリコン)) | 2020 M1 | Thunderbolt / USB4 |
| 2022 M2 | Thunderbolt / USB4 | |
| 2024 M3 | Thunderbolt / USB4 |
MacBookやMacBook Airの、USB-C/Thunderbolt端子は、高速データ転送や映像出力に対応しています。
MacBookもiPhoneやiPadと同様に、独自の方式で外部出力を行うため、Apple公式では「Macにディスプレイを接続する」方法を案内しています。
また、MacBookはiPadとの連携で拡張表示やミラーリングが可能です。
- セカンドディスプレイ:iPadをSidecarでMacの追加ディスプレイとして利用可能
- ミラーリング:AirPlayを使い、Macの画面をApple TVや対応ディスプレイにそのまま映すことが可能
MacBook単体ではDisplayPort Alternate Modeを使った拡張表示はできませんが、Apple独自の機能を活用すれば、セカンドディスプレイやミラーリングといった外部出力を安全に行うことができます。
WindowsノートPC(メーカー別)
近年のノートPCは、新しい規格や市場の要請により、USB‑C経由で映像出力できるモデルが増え、DisplayPort Alternate Modeに対応した機種も多くなっています。
ただし、メーカーやメーカーごとの機種、モデルによりDisplayPort Alternate Mode機能への対応は異なります。
そのため、購入時にはメーカー公式サイトなどで、必ず機種の仕様((DP Alt Mode / USB-C DisplayPortなど)を確認しましょう。
WindowsノートPC(メーカー別)でのDisplayPort Alternate Mode対応状況
| DisplayPort Alternate Mode対応状況 |
|---|
| Lenovo ThinkPad やIdeaPadを中心に、USB‑C / Thunderbolt 搭載モデルが多く、DisplayPort Alternate Mode対応も可能。 |
| HP SpectreやPavilion 、ENVY では、USB‑C / Thunderbolt搭載モデルも多く、DisplayPort Alternate Mode対応が可能。 |
| DELL XPSシリーズなどハイエンド中心でUSB‑C / Thunderbolt搭載モデルは、ほぼDisplayPort Alternate Mode対応。 |
| ASUS ZenBook 系を中心に、USB‑C / Thunderbolt搭載モデルでDisplayPort Alternate Mode対応が多いが、低価格帯モデルでは非対応のケースもある。 |
| Acer Swift や Spin 系など、ハイエンドモデルのUSB‑C搭載機でDisplayPort Alternate Mode対応例あるが、全機種ではないため、仕様確認が必要。 |
| Microsoft Surface Surfaceは、Surface Pro7からの機種でUSB‑Cを搭載し、DisplayPort Alternate Modeにも対応となっていますが、一部機種では映像出力の明記が無いため注意が必要。 |
※メーカー名をタップすると、それぞれのメーカーの機種の対応状況に移動します。
Lenovo ThinkPad / IdeaPad
ThinkPadでのDisplayPort Alternate Mode対応状況
IdeaPadでのDisplayPort Alternate Mode対応状況
HP(Pavilion / ENVY / Spectre など)
HP PavilionでのDisplayPort Alternate Mode対応状況
| 機種名 | DisplayPort Alternate Mode対応 |
|---|---|
| Pavilion 16-ag (AMD) 2024年5月発売 | ○ USB Type-C (DisplayPort) |
| Pavilion Aero 13-bg 2024年5月発売 | ○ USB Type-C (DisplayPort) |
| Pavilion Plus 16 Lenovo IdeaPad 5i 2-in-1 Gen 10(14型 Intel) 2024年5月発売 | ○ Thunderbolt 4 with USB Type-C |
HPEnvyでのDisplayPort Alternate Mode対応状況
| 機種名 | DisplayPort Alternate Mode対応 |
|---|---|
| HP Envy x360 16-ac 2024年4月発売 | ○ USB Type-C Thunderbolt4 with USB4 Type-C |
| HP Envy x360 14-fa(AMD) 2024年3月発売 | ○ USB Type-C (DisplayPort) |
HPSpectreでのDisplayPort Alternate Mode対応状況
| 機種名 | DisplayPort Alternate Mode対応 |
|---|---|
| HP Spectre x360 16-f 2022年9月発売 | ○ USB Type-C Thunderbolt4 with USB4 Type-C |
| HP Spectre x360 14 eu 2024年1月発売 | ○ USB Type-C Thunderbolt4 with USB4 Type-C |
DELL(XPS / Inspiron / Latitude)
DELL XPSでのDisplayPort Alternate Mode対応状況
| 機種名 | DisplayPort Alternate Mode対応 |
|---|---|
| DELL XSP 13 2022年9月発売 | ○ Thunderbolt™ 4 (USB Type-C) |
| Dell 14 Premium ノートパソコン 2025年6月発売 | ○ Thunderbolt™ 4 (USB Type-C) |
DELL InspironでのDisplayPort Alternate Mode対応状況
| 機種名 | DisplayPort Alternate Mode対応 |
|---|---|
| DELL Inspiron 14 5440 ノートパソコン 2024年2月発売 | ○ USB 3.2 Gen 1 (5 Gbps)ポート |
| DELL Inspiron 15 (インテル) 2023年6月発売 | ○ USB 3.2 |
DELL LatitudeでのDisplayPort Alternate Mode対応状況
| 機種名 | DisplayPort Alternate Mode対応 |
|---|---|
| Latitude 7350 デタッチャブル ビジネス向けノートパソコン 2024年4月発売 | ○ Thunderbolt 4 USB Type-C |
| Latitude 5455 ノートパソコン 2024年9月発売 | ○ USB 4 Type-C |
ASUS(VivoBook / ZenBook)
ASUS VivoBookでのDisplayPort Alternate Mode対応状況
| 機種名 | DisplayPort Alternate Mode対応 |
|---|---|
| ASUS Vivobook 14 X1407 2025年2月発売 | ○ USB3.1(Type-C) データ転送と映像出力、本機への給電をサポート |
| ASUS Vivobook 16 X1607 2025年2月発売 | ○ USB3.1(Type-C) データ転送と映像出力、本機への給電をサポート |
ASUS ZenBookでのDisplayPort Alternate Mode対応状況
| 機種名 | DisplayPort Alternate Mode対応 |
|---|---|
| ASUS Zenbook S 14 UX5406SA 2024年10月発売 | ○ Thunderbolt 4 (Type-C) |
| ASUS Zenbook SORA UX3407 2025年2月発売 | ○ USB4 (Type-C/Power Delivery対応) データ転送と映像出力、本機への給電をサポート |
Acer(Swift / Aspire)
Acer Swift でのDisplayPort Alternate Mode対応状況
| 機種名 | DisplayPort Alternate Mode対応 |
|---|---|
| Acer Swift 14 AI 2024年11月発売 | ○ USB4 対応 USB-C |
| Acer Swift Go 14 2025年6月発売 | ○ USB4 対応 USB-C |
Acer Aspire でのDisplayPort Alternate Mode対応状況
| 機種名 | DisplayPort Alternate Mode対応 |
|---|---|
| Acer Aspire Lite 16 2025年6月発売 | ○ USB 3.2ポート(Type-C、Gen 1) |
| Acer Aspire 14 AI 2025年10月発売 | ○ USB4 ポート(Type-C) |
Microsoft Surface(USB-C搭載モデル)
Surface Pro 7からUSB-C(USB Type-C)端子を搭載し、DisplayPort Alternate Modeにも対応となっています。
Microsoft Surface でのDisplayPort Alternate Mode対応状況(USB-C搭載モデル)
※Surface Go3、Surface Go2、Surface ProX、Surface Pro7に関しては、USB-Cを搭載していますが、映像出力に関する明記がないため注意が必要です。
DisplayPort Alternate Mode対応ケーブルの選び方!テレビやモニターの注意点も解説

この章では、DisplayPort Aternate Mode対応ケーブルの選び方や、テレビやモニターの注意点も解説します。
この章を読んでわかること
DisplayPort Alternate Mode対応ケーブルの選び方
DisplayPort Alternate Modeを利用する際には、対応ケーブルの準備が欠かせません。
しかし、実際の製品パッケージには「DisplayPort Alternate Mode対応」と明記されていない場合が多く、選びづらいこともあります。
そこで、DisplayPort Alternate Modeを利用する際のケーブル選びのチェックポイントを整理します。
DisplayPort Alternate Mode対応ケーブル選びのチェックポイント
- DisplayPort Alternate Modeに対応しているケーブルか?
- 端子の形状を確認したか?
- どのようなロゴマークがあるか?
❶DisplayPort Alternate Modeに対応しているケーブルか?
DisplayPort Alternate Modeを利用する際は、必ずDisplayPort Alternate Mode対応のケーブルを選ぶ必要があります。
DisplayPort Alternate Modeに対応するケーブル
【規格】
・USB-Cケーブル: USB 3.x以降
・バージョン(DisplayPort規格)
DP 1.2…最大4K/60Hz
DP 1.4… 最大4K/120Hz、8K対応
DP 2.0/2.1… さらに高解像度・高リフレッシュレート対応
・HDMI規格(HDMI入力に変換の場合/変換先によって変わる)
HDMI 2.0…4K/60Hzまで
HDMI 2.1…4K/120Hzや8K対応
DisplayPort Alternate Modeに対応するケーブルの規格で必須なのは、USB-Cケーブルの形状であることです。
USB 3.1 Gen 2、USB 3.2、USB4、または Thunderbolt 3/4のケーブルは、通常DisplayPort Alternate Modeに対応します。
USB 2.0ケーブルでは映像信号を伝送できない可能性があるため、必ずUSB 3.1以上に対応したケーブルを選びましょう。
ネット通販で購入するのであれば、「映像出力対応」「USB Type-C Alternate Mode ケーブルおすすめ」などのワード、また映像の綺麗さを重視する場合は「4k対応」や「8K対応」というワードもあわせ、製品の検索をしてみましょう。
❷端子の形状を確認したか?
DisplayPort Alternate Modeで利用するケーブルは、出力元と接続先の端子形状と、対応規格によって種類が変わります。
DisplayPort Alternate Modeで利用するケーブル形状とパターン
1.USB-C to USB-C
➡<送信側ポート>USB-C(DP Alt Mode対応)<接続先ポート>USB-C(DP Alt Mode対応)
給電やデータ転送も同時に可能な場合あり
2.USB-C to DisplayPort
➡<送信側ポート>USB-C(DP Alt Mode対応)<接続先ポート>DisplayPort入力
高解像度・高リフレッシュレートのPCモニターに接続
3.USB-C to HDMI
➡<送信側ポート>USB-C(DP Alt Mode対応)<接続先ポート>HDMI入力
テレビや一般的なモニターに接続
4.USB-Cマルチポートハブ(HDMI/DP端子付き)
➡<送信側ポート>USB-C(DP Alt Mode対応)<接続先ポート>HDMIやDisplayPortなど複数端子
ノートPCから複数の外部ディスプレイへ接続可能
モニター側にHDMIポートしかない場合は、USB-C(DisplayPort Alt Mode対応)からHDMIへ変換できるUSB-C to HDMIケーブルのほか、USB-C to HDMI変換アダプタを利用する方法もあります。
➌どのようなロゴマークがあるか?
USBケーブルやポートには規格や機能を示すロゴマークがあります。
USBロゴマークの種類
| マークの形状 | 意味 |
|---|---|
| USB基本のロゴマーク (枝のようなマーク) | データ通信や給電を含むUSBの総合的な機能を示す |
| DやDPのアイコン | DisplayPort Alternate Modeに対応していることを示す |
| 数字のロゴマーク ((USB3.0/3.1/3.2/USB4、SSなど) | 転送速度を示す |
| 稲妻マークやコンセントアイコン | 給電能力を示す |
| 稲妻に矢印が入ったアイコン | Thunderbolt 3/4対応を示す |
確実に選びたい場合は「Dマーク/DPロゴ」「Thunderbolt稲妻マーク」「USB4認証ロゴ」が付いているケーブルを目安にしましょう。
ただし、ロゴだけでは判断できない場合もあるため、最終的には製品の仕様書やパッケージで「DisplayPort Alt Mode対応」と明記されているかを確認することをおすすめします。
また、有名メーカー(Anker、エレコム、Belkinなど)のケーブルや、「認証済み」と書かれたケーブルは、映像出力の際のトラブルが少なく安心です。
DisplayPort Alternate Mode対応ケーブル選びの注意点
- 安いケーブルに注意
- ケーブルの長さに注意
- バージョンの違いに注意
近年は、100円ショップや家電量販店でも多くのケーブルを見かけます。
1,000円前後の安価なケーブルの中には、充電専用でデータ通信や映像出力に対応していないものもあり、さらに給電や通信が不安定になる場合もあるため注意が必要です。
ケーブルの長さによっても、映像が途切れたり、ノイズが入るといったトラブルの原因になることがあります。
状況に応じて、最低限の長さのケーブルを選ぶと安心です。
また、ケーブルにはDisplayPort (DP)1.2、1.4、2.0などバージョンがあるという点も理解しておきましょう。
最新のモニターで映像を見る場合や迷ってしまった場合には、DisplayPort 1.4対応ケーブルを選ぶのがおすすめです。
HDMI変換アダプタはDisplayPort Alternate Modeに対応しているのか?
HDMI変換アダプタは、HDMI変換アダプタ自体がDisplayPort Alternate Modeに対応してるわけではありません。
あくまでも、USB-Cポート側が、DisplayPort Alternate Mode対応していることが必要です。
HDMI変換アダプタ自体がDisplayPort Alternate Mode対応ではない理由
USB-C to HDMI変換アダプタは、PCやスマホのUSB-Cポートから送られる映像信号をHDMIに変換する仕組みです。
そのため、アダプタに「Alt Mode対応」と記載されていても、それは“USB-CポートがDisplayPort Alternate Modeに対応している場合に変換できる”という意味です。
変換アダプタを選ぶ前には、利用する機器のUSB-CポートがDisplayPort Alternate Modeに対応しているかどうかを確認することが重要です。
HDMI変換アダプタ・ケーブルの対応規格と選び方
DisplayPort Alternate Modeに対応しているHDMI変換アダプタやケーブルを選ぶ際には、パッケージや仕様書で以下のような情報を確認します。
| 確認項目 | 記載事項 |
|---|---|
| 接続端子の種類 | USB Type-C → HDMI |
| 対応解像度・リフレッシュレート | 4K/60Hz、4K/30Hz、8K対応など |
| 必要条件 | DP Alt Mode対応 |
どんなHDMI変換アダプタでも、DisplayPort Alternate Modeに対応しているのではないため、購入前に対応の有無を確認をしておきましょう。
DisplayPort Alternate Mode対応テレビやモニターを選ぶポイント
自分の利用するスマホやPCが、DisplayPort Alternate Modeに対応するUSBタイプC端子を搭載していても「モニターに画像が出力できない」というトラブルは起こりがちです。
DisplayPort Alternate Modeを利用する際は、画像を映し出すテレビやモニターの機能も確認し選ぶ必要があります。
次のようなポイントを、テレビやモニター側でチェックしておきましょう。
DisplayPort Alternate Mode対応テレビやモニターを選ぶポイント
- DisplayPort Alternate Mode対応を確認
- 入力ポートを確認
- 対応解像度・リフレッシュレートを確認
❶DisplayPort Alternate Mode対応を確認
USB-Cから直接映像を受けるには、機器側がDisplayPort Alternate Mode対応であることが必須です。
❷入力ポートを確認
テレビやモニターには、映像を受けるための「入力ポート」があり、USB-C/HDMI/DisplayPortのどれが使えるかをチェックし、ポートに合ったケーブル(HDMIポートなら、USB-C to HDMIのケーブル)を用意します。
➌対応解像度・リフレッシュレートを確認
4K/60Hzや8K対応など、用途に合った映像性能に対応できるか確認してみましょう。
リフレッシュレートとは
リフレッシュレート(Hz)は、1秒間にモニター画面を何回書き換えるかを示す数値で、この数値が高いほど、映像や画面の動きが滑らかに見えるようになります。
DisplayPort Alternate Mode対応のテレビやモニターを選ぶ際は、Alt Mode対応の有無・入力ポート・解像度やリフレッシュレートの3つの確認が必要です。
また、認証済みの製品や信頼できるメーカーを選ぶことで、安心して利用できます。
さらに、サイズや用途に合わせて選び、作業効率や映像体験をより快適にすることも可能です。
正しく選んだテレビやモニターなら、USB-Cからの映像を美しく映し出し、ストレスなく楽しめます。
テレビ・モニターで映らない場合のよくある原因と注意点
DisplayPort Alternate Modeを利用して、大画面に映像を映すためには、いくつかの条件があり、その条件を満たせていない場合「接続したけれど、テレビに映像が映らない……」というトラブルにつながります。
テレビ・モニターで映らない場合のよくある原因について、解説します。
テレビ・モニターで映らない場合のよくある原因と注意点5つ
DisplayPort Alternate Mode非対応
USB-Cポートが、DisplayPort Alternate Modeに対応していない場合、映像信号そのものを出せないため、接続してもテレビやモニターに映像は表示されません。
さらに、接続する以下のすべての機器が、DisplayPort Alternate Modeに対応している必要があります。
- 出力側の機器:ノートPC、スマートフォン、タブレットなど
- 変換アダプタやケーブル:USB-C to HDMI変換アダプタ、USB-Cケーブル
- 入力側の機器:テレビやモニター
3つのうちのどれかひとつでも非対応であった場合、映像は正しく表示されないため注意が必要です。
ケーブルの規格不足や劣化
HDMI 2.0ケーブルでは、8Kや高リフレッシュレートに対応できません。
また、古いケーブルや安価なケーブルは、信号劣化で映像が途切れる原因になります。
ケーブルが長すぎる場合も、出力信号が送りづらくなったり、データ転送速度の低下が起こったりする可能性があるため、状況に合わせ必要最低限の長さのケーブルを選択することも必要です。
電力不足(USB-C経由の場合)
PCやスマホからの電力だけで動作する変換アダプタは、電力供給が不足すると正常に動作せず映像が出ないことがあります。
外部電源を接続できるタイプや、セルフパワー型(自分で電源を持つタイプ)を選ぶと、安定して映像を出力できる可能性も高くなります。
特に長時間利用する場合などは、電力不足が起こりやすいため、電源を確保できる製品を選んでおくと安心です。
解像度やリフレッシュレートの不一致
出力側が4K/120Hzを設定していても、モニター側が4K/60Hzまでしか対応していない場合は、映像が出ません。
設定を下げることで改善するケースがあります。
さらに、リフレッシュレートが低い場合、動きの速い映像でカクつきが目立ち、ゲームやスポーツ観戦などでは“滑らかな映像ではない”と感じることがあります。
用途に合わせて、モニターが対応している解像度とリフレッシュレートを確認しましょう。
HDCP(著作権保護)の非対応
再生機器とモニターの両方がHDCPに対応していないと、映像がブロックされて表示されません。
HDCPとは
インテル社が開発した著作権保護技術のひとつ。
デジタル映像や音声信号の伝送中に、不正コピーや盗聴を防ぐために使用される。
特にBlu-rayの再生や、Netflix・Amazon Prime Videoなどのストリーミングサービスで発生しやすい傾向にあります。
また、ゲーム機(PlayStationやXboxなど)でもHDCPが有効になっていると、動作が制限されるケースがあります。
映画やドラマを再生しようとしても黒い画面のまま映らないようなことがあった場合は、機器やケーブルがHDCP対応しているかを確認してみましょう。
DisplayPort Alternate Modeとは?仕組み・特徴・USB-Cとの関係をわかりやすく解説

この章では、DisplayPort Alternate Modeの仕組みや特徴、USB-Cとの関係についてわかりやすく解説します。
この章を読んでわかること
DisplayPort Alternate Modeとは?基本の仕組みとできること
DisplayPort Alternate Modeとは
DisplayPort Alternate Mode(DP Alt Mode)とは、USB-C端子を使って映像や音声を外部ディスプレイへ出力するための規格のことです。
本来USB-Cは、本来データ通信や充電がメインですが、DisplayPort Alternate Modeに対応しているスマホ・タブレット・PCなら、USB-Cケーブル1本でテレビやモニターなどの大きな画面に映像を映すことができます。
DisplayPort Alternate Modeの仕組み
DisplayPort Alternate Modeは、複数の通信ライン(配線)が集合するUSB-Cケーブルの中の一部を「DisplayPort信号の経路」として使うことで、映像出力ができる仕組みになっています。
ただし、この仕組みを利用するためには、スマホ側・モニター側どちらもDisplayPort Alternate Modeに対応している必要があり、さらにUSB-Cケーブルも、DisplayPort Alternate Mode対応であることが条件です。
また、HDMIとは規格が異なるため、HDMI入力の機器に接続したい場合は「DP Alt Mode → HDMI変換アダプタ」を利用する必要があります。
DisplayPort Alternate Modeでできること
DisplayPort Alternate Modeに対応しているスマホ・タブレット・PCでは、USB-Cケーブルを1本つなぐだけで次のことができるようになります。
DisplayPort Alternate Modeに対応しているスマホ・タブレット・PCでできること
- 外部モニターに画面を映す
- 大画面で動画視聴・ゲームプレイ
- プレゼンをモニターやプロジェクターに表示
- デスクトップモードの利用(Samsung DeXなど)
特にスマホの場合「大画面のモニターに出力してPCのように使う」「動画をテレビで見る」といった使い方が、簡単にできるようになります。
DisplayPort Alt ModeとUSB Type-Cの関係とは?
USB Type-C端子を使って映像や音声を外部ディスプレイに出力できる仕組みが、DisplayPort Alternate Modeです。
USB Type-Cの本来の役割は「データ通信」と「充電」がメインですが、DisplayPort Alternate Modeに対応してれば、ケーブル1本でスマホやタブレットの画面をモニターに映せるようになります。
つまり、USB Type-CとDisplayPort Alternate Modeは、お互いに補い合う関係で、どちらも揃って初めて外部ディスプレイに映像を送れます。
ただし、USB Type-C端子は、仕様によって映像信号を流せるものと流せないものがあります。
DisplayPort Alternate Modeを利用するには、必ず映像信号が流せる「DisplayPort Alternate Mode対応」のUSB Type-C端子が必要であることを覚えておきましょう。
HDMIとDisplayPortの違い|どっちが高画質でキレイ?
HDMIとDisplayPortは、どちらも映像・音声をモニターに送る規格ですが、特徴に少し違いがあります。
HDMIとDisplayPortの違い
HDMIとDisplayPortが「何を想定して作られたのか」という点に焦点を当てると、それぞれの違いが分かりやすく見えてきます。
| 想定された項目 | DisplayPort | HDMI |
|---|---|---|
| 分野 | PC・業務用 | 家庭用AV機器全般 |
| 接続先 | PCモニター、プロ用ディスプレイ | テレビ、プロジェクター、AVアンプ、ゲーム機 |
| 設計 | 高解像度・高リフレッシュ、多画面を優先 | 映像+音声+制御を1本で、家電間の互換性を優先 |
| 普及エリア | PC・ワークステーション・ゲーミング | リビング・会議室・家庭用ゲーム環境 |
HDMIとDisplayPortの画質の違い
| DisplayPort | HDMI |
|---|---|
| 高解像度と高リフレッシュレートの対応 4Kだけでなく、8K解像度や高リフレッシュレート(144Hz以上)の鮮明で滑らかな映像 | 4KやHDRに対応 最新のHDMI規格(HDMI 2.0や2.1)では、4K解像度やHDR(High Dynamic Range)に対応し、高品質な映像 |
HDMIとDisplayPortは、いずれも高品質な映像を出力できるため、大きな差はほとんど感じられません。
しかし、高解像度・高リフレッシュシート(映像の滑らかさ)においては、DisplayPortの方がやや有利とされています。
また、到達可能な解像度やリフレッシュレートといった表示性能の高さは、PCの性能・モニターの対応規格・ケーブルの帯域仕様という3つの要素が揃って初めて発揮されます。
性能が上限まで発揮されるかどうかは、利用環境や機器構成によるという点には注意が必要です。
HDMIとDisplayPortの使い分け
HDMIとDisplayPortにはそれぞれ異なる特徴があり、用途に応じて次のように使い分けることができます。
- テレビや一般的なモニターに映像を表示するだけであれば、HDMIで十分対応可能
- ゲームプレイや高画質・滑らかな映像表示を重視する場合には、DisplayPortやDP Alt Mode対応のUSB-C接続を選ぶと安心

