「MNP予約番号ってそもそも何?」
「MNP予約番号ってどうやって取得すればいいの?」
「MNP予約番号はいらないって聞いたけど本当?」
最近では、当たり前のように聞くようになった「MNP予約番号」ですが、「乗り換えの時に使うのは知ってるんだけど、実はよくわかってないんだよね…」という方も多いのではないでしょうか。
また、「MNP予約番号は不要?!」「MNPワンストップ方式って何?」という話も飛び交っていたり、「結局のところ、MNP予約番号は要るの?いらないの?」となってしまい、乗り換え自体が面倒になってきますよね。
(そんな時期が筆者自身にもありました…)
そこで、この記事では、MNP予約番号の取得方法や手続きの流れ、有効期限、そしてMNPワンストップ方式に関すること、また、MNP予約番号は不要か必要か、発行したらどうなるか、などについてもわかりやすく解説します。
以下、MNP予約番号について簡単にまとめましたので参考にしてみてくださいね。
MNP予約番号とは
- 他社への乗り換えに必要な識別番号で、スマホの乗り換えるためのチケットのようなもの。
- MNPとは「モバイル・ナンバー・ポータビリティ」の頭文字を取った用語で、電話番号をそのままにして、別の携帯会社へ乗り換える仕組みのこと
- 現在契約している携帯会社に発行してもらって、乗り換え先の携帯会社へ提示するもの。
この記事を読んで分かること
- MNP予約番号とは?
- キャリア・格安SIM別のMNP予約番号取得方法
- MNP予約番号の取得と手続きの流れ
- MNP予約番号の有効期限!期限が切れたら再発行できる?
- MNP予約番号が不要な場合とは?MNPワンストップ方式について解説!
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MNP予約番号とは?

MNP予約番号は、携帯電話の番号を他社に引き継ぐために必要な重要な情報です。
この章では、MNP予約番号の役割や使い道、またその具体的な桁数について詳しく解説します。
この章を読んでわかること
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MNP予約番号の役割と使い道
スマートフォンの契約先を変えるとき、「今の電話番号をそのまま使いたい」と思う人は多いはずです。
そんなときに必要なのが「MNP予約番号」という番号です。
この番号がなければ、他社へのスムーズな乗り換えはできません。
この章では、MNP予約番号の役割と具体的な使い道について、わかりやすく解説します。
この章を読んでわかること
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MNP予約番号とは?
MNP(モバイル・ナンバー・ポータビリティ)は、電話番号をそのままにして、別の携帯会社へ乗り換える仕組みです。
MNP予約番号は、その手続きを行うために必要な識別番号です。
現在契約している携帯会社に発行してもらい、乗り換え先の携帯会社へ提示します。
MNP予約番号の役割
MNP予約番号の主な役割は、以下のとおりです。
1. 乗り換え手続きの引き継ぎ情報
MNP予約番号には、利用者の電話番号・契約情報・乗り換え意志などがひも付いており、乗り換え先の携帯会社がそれをもとに引き継ぎ処理を行います。
2. 解約・契約変更のトリガー
この番号を使って手続きを完了させると、現在の契約が自動で解約され、乗り換え先の契約がスタートします。
3. 番号ポータビリティを可能にする共通キー
携帯会社間での番号引き継ぎには、共通ルールに基づいた認証が必要です。
MNP予約番号は、業界共通の仕組みで使われる「通行証」のようなものと考えてよいでしょう。
MNP予約番号の使い道
MNP予約番号は、次の場面で必要になります。
- 他社へのMNP申し込み時に入力
- オンラインでSIMを契約する際の本人確認
- 店舗での手続き時の番号提示
予約番号には15日間の有効期限があるため、取得後は速やかに手続きを進める必要があります。
期限が切れると番号は無効になり、再取得が必要になります。
MNP予約番号は何桁?具体的な桁数を解説
スマートフォンを乗り換える際に必要な「MNP予約番号」、実際には基本的に10桁の番号です。
この番号は、現在契約している携帯会社から発行され、乗り換え先の携帯会社で番号ポータビリティの手続きを行うために使用されます。
MNP予約番号は、携帯番号そのままの引き継ぎを可能にする重要な情報を含んでいますが、その長さや構成は携帯会社によって多少異なる場合もあります。
ただし、全体の桁数は10桁で統一されており、この番号は契約者情報に紐づけられた唯一の番号です。
キャリア・格安SIM別のMNP予約番号取得方法

MNP予約番号は携帯キャリアを乗り換える際に必要な重要な手続きですが、各キャリアによって取得方法が異なります。
この章では、ドコモ、ソフトバンク、au、楽天モバイルなど、主要キャリアごとのMNP予約番号の取得方法を解説します。
この章を読んでわかること
- ドコモのMNP予約番号の取得方法
- ソフトバンクのMNP予約番号の取得方法
- auのMNP予約番号の取得方法
- 楽天モバイルのMNP予約番号の取得方法
- UQモバイルのMNP予約番号の取得方法
- ワイモバイルのMNP予約番号の取得方法
- ahamoのMNP予約番号の取得方法
- irumoのMNP予約番号の取得方法
- LINEMOのMNP予約番号の取得方法
- povoのMNP予約番号の取得方法
- イオンモバイルのMNP予約番号の取得方法
- mineoのMNP予約番号の取得方法
- IIJmioのMNP予約番号の取得方法
- J:COMMOBILEのMNP予約番号の取得方法
- LINEモバイルのMNP予約番号の取得方法
- OCNモバイルONEのMNP予約番号の取得方法
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ドコモのMNP予約番号の取得方法
ドコモのMNP予約番号は、以下の3つの方法で取得できます。
・ドコモのMNP予約番号の取得方法
- My docomo(Web)
- 電話(151 または 0120-800-000)
- ドコモショップ
手数料:無料
所要時間:即時〜数分
参考▶ドコモのMNP予約番号の取得方法を詳しく解説した記事はこちら
ソフトバンクのMNP予約番号の取得方法
ソフトバンクのMNP予約番号は、以下の3つの方法で取得できます。
・ソフトバンクのMNP予約番号の取得方法
- My SoftBank(Web)
- 電話(*5533 または 0800-100-5533)
- ソフトバンクショップ
手数料:無料
所要時間:即時〜数分(電話はやや時間がかかる)
参考▶ソフトバンクのMNP予約番号の取得方法を詳しく解説した記事はこちら
auのMNP予約番号の取得方法
auのMNP予約番号は、以下の3つの方法で取得できます。
・auのMNP予約番号の取得方法
- My au(Web)
- 電話(0077-75470)
- auショップ
手数料:無料
所要時間:即時〜数分
参考▶auのMNP予約番号の取得方法を詳しく解説した記事はこちら
楽天モバイルのMNP予約番号の取得方法
楽天モバイルのMNP予約番号は、Webまたはアプリからのみ取得できます(電話・店頭での手続きは不可)。
・楽天モバイルのMNP予約番号の取得方法
「my 楽天モバイル」アプリ/WEB
手数料:無料
所要時間:即時
参考▶楽天モバイルのMNP予約番号の取得方法を詳しく解説した記事はこちら
UQモバイルのMNP予約番号の取得方法
UQモバイルのMNP予約番号は、Web・電話・店頭の3つの方法で取得できます。
・UQモバイルのMNP予約番号の取得方法
- My UQ mobile(Web)
- 電話(0120-929-818)
- UQスポット
手数料:無料
所要時間:即時〜数分
参考▶UQモバイルのMNP予約番号の取得方法を詳しく解説した記事はこちら
ワイモバイルのMNP予約番号の取得方法
ワイモバイルのMNP予約番号は、Web・電話・店頭の3つの方法で取得できます。
・ワイモバイルのMNP予約番号の取得方法
- My Y!mobile(Web)
- 電話(151 または 0570-039-151)
- ワイモバイルショップ
手数料:無料
所要時間:即時〜数分
参考▶ワイモバイルのMNP予約番号の取得方法を詳しく解説した記事はこちら
ahamoのMNP予約番号の取得方法
ahamoのMNP予約番号は、マイページから取得できます。
・ahamoのMNP予約番号の取得方法
ahamoサイトのマイページ
手数料:無料
所要時間:即時
参考▶ahamoのMNP予約番号の取得方法を詳しく解説した記事はこちら
irumoのMNP予約番号の取得方法
irumoでは、以下の方法でMNP予約番号を取得できます。
・irumoのMNP予約番号の取得方法
My docomo(WEB)
手数料:無料
所要時間:即時
参考▶irumoのMNP予約番号の取得方法を詳しく解説した記事はこちら
LINEMOのMNP予約番号の取得方法
LINEMOでは、My Menu(マイメニュー)からオンラインでMNP予約番号を取得できます。
・LINEMOのMNP予約番号の取得方法
LINEMO公式サイトのマイページ(WEB)
手数料:無料
所要時間:即時
参考▶LINEMOのMNP予約番号の取得方法を詳しく解説した記事はこちら
povoのMNP予約番号の取得方法
povoでは、povo2.0アプリまたは公式ウェブサイトからMNP予約番号を取得できます。
・povoのMNP予約番号の取得方法
povo2.0アプリ(WEBベース)
手数料:無料
所要時間:即時
参考▶povoのMNP予約番号の取得方法を詳しく解説した記事はこちら
イオンモバイルのMNP予約番号の取得方法
イオンモバイルでは、Web・電話・店頭の3つの方法でMNP予約番号を取得できます。
・イオンモバイルのMNP予約番号の取得方法
- マイページ(WEB)
- 電話(0120-025-260)
- イオンモバイルショップやイオンモバイルスポット
手数料:無料
所要時間:即時〜1時間程度
参考▶イオンモバイルのMNP予約番号の取得方法を詳しく解説した記事はこちら
mineoのMNP予約番号の取得方法
mineoでは、マイページからMNP予約番号を取得できます。
・mineoのMNP予約番号の取得方法
mineoマイページ(WEB)
手数料:無料
所要時間:即時
参考▶mineoのMNP予約番号の取得方法を詳しく解説した記事はこちら
IIJmioのMNP予約番号の取得方法
IIJmioのMNP予約番号は、会員専用ページから取得できます。
・IIJmioのMNP予約番号の取得方法
会員専用ページ(WEB)
手数料:無料
所要時間:即時〜数時間
参考▶IIJmioのMNP予約番号の取得方法を詳しく解説した記事はこちら
J:COM MOBILEのMNP予約番号の取得方法
J:COM MOBILEでは、マイページからMNP予約番号を取得できます。
・J:COM MOBILEのMNP予約番号の取得方法
マイページ(WEB)
手数料:無料
所要時間:即日〜最大5日以内
参考▶J:COM MOBILEのMNP予約番号の取得方法を詳しく解説した記事はこちら
LINEモバイルのMNP予約番号の取得方法
LINEモバイルでは、マイページからMNP予約番号を取得できます。
・LINEモバイルのMNP予約番号の取得方法
LINEモバイルマイページ(WEB)
手数料:無料
所要時間:即日〜最大3日程度
参考▶LINEモバイルのMNP予約番号の取得方法を詳しく解説した記事はこちら
OCN モバイル ONEのMNP予約番号の取得方法
OCN モバイル ONEでは、マイページからMNP予約番号を取得できます。
・OCN モバイル ONEのMNP予約番号の取得方法
マイページ(OCNマイページ)
手数料:無料
所要時間:即時〜数時間
参考▶OCN モバイル ONEのMNP予約番号の取得方法を詳しく解説した記事はこちら
MNP予約番号を発行したらどうなる?取得と手続きの流れを解説!

MNPを利用する際の基本的な流れとしては、最初に「MNP予約番号」を取得し、その後、乗り換え先の携帯会社でMNP手続き(契約)を行います。
MNP予約番号は、発行しただけではもとの携帯会社の契約は解約されません。
MNP予約番号を用いたMNP手続きが完了した時点で、元のキャリアの回線は自動的に解約されます。
MNP予約番号の取得から、最短で当日中にMNPが完了することも可能です。
元の回線を先に解約してしまうと、MNPはできなくなり、電話番号も失効します。
この章では、MNP予約番号の取得方法から手続きに関する流れや注意点をまとめて解説していきます。
この章を読んでわかること
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MNP予約番号の取得方法(電話・Web・アプリ)
MNP予約番号は、電話、WEB、アプリ、店頭といった異なる方法で取得することができます。
この章では、取得方法のうち電話、WEB、アプリそれぞれについて、手順をわかりやすく解説し、どの方法が最適かをお伝えします。
この章を読んでわかること
電話での取得方法
MNP予約番号を電話で取得する手順を、共通の流れとして解説します。
各キャリアで番号や手順の細部は異なりますが、基本的な流れはほぼ同じです。
・MNP予約番号の電話での取得手順(一般的な手順)
- キャリアごとのMNP専用番号に電話する
携帯からは短縮番号、固定電話からはフリーダイヤルを使う場合が多い - 音声ガイダンスに従い「MNP予約番号発行」を選択
- 本人確認のため、契約情報を入力
契約者の「暗証番号」や「電話番号」などを入力します。
音声ガイダンスもしくはオペレーターが本人確認を行います。 - MNP転出の理由などのアンケート(任意)
他社乗り換えの理由を聞かれる場合がありますが、必須ではないケースも多い。 - MNP予約番号が発行される
その場で読み上げられる、またはSMSやメールで送られる。
有効期限は発行日を含めて15日間です。
・電話取得のメリット・デメリット
メリット | ・操作に不慣れな方でも口頭で確認できる ・オペレーターに直接質問できる ・スマホが使えない状況でも申し込める |
デメリット | ・通話時間が長くなりがち ・勧誘・引き留めが入ることもある ・受付時間が限られており、深夜は対応外 |
WEBでの取得方法
MNP予約番号をWEB(マイページ)から取得する手順を、一般的な流れとして解説します。
細かい画面や操作はキャリアごとに異なりますが、基本的なステップはほぼ共通しています。
・MNP予約番号のWEBの取得手順(一般的な手順)
- 各キャリアの「マイページ」または「会員サイト」にログイン
ドコモは「My docomo」、auは「My au」、ソフトバンク「My SoftBank」、楽天モバイル「my楽天モバイル」など各社専用のマイページにアクセスします。
ログインには、IDとパスワードまたは携帯番号+認証コードなどが必要です。 - 「契約内容」または「各種手続き」メニューを開く
メニュー内の「MNP予約番号の発行」や「MNP転出」などの項目を探します。
表記は「解約・MNP」などの場合もあります。 - 注意事項の確認とアンケートに回答
転出時の注意事項(費用、通信停止日など)を確認します。
他社への乗り換え理由を選択・入力するアンケートが表示されることがあります(任意 or 必須)。 - 「MNP予約番号を申請する」を選択し、申込を完了
手続き完了後、数分〜数時間でMNP予約番号が発行されます。
発行完了の通知は、マイページ上または登録メールアドレス・SMSに送られます。 - 発行されたMNP予約番号と有効期限を確認
表示された「MNP予約番号」「有効期限(日付)」を控えておきましょう。
※所要時間:即時〜数時間程度
→ 混雑状況やキャリアによっては、数日かかる場合もあります(例:J:COM Dプランなど)。
・WEB取得のメリット・デメリット
メリット | ・24時間いつでも手続き可能(メンテ除く) ・店舗や電話の待ち時間がない ・勧誘や引き止めなくスムーズに進められる |
デメリット | ・操作が不慣れな人にはわかりにくい場合あり ・一部キャリアでは即時発行できないことも ・認証やログインの手間がかかることがある |
アプリでの取得方法
MNP予約番号をアプリで取得する手順を、共通の流れとして解説します。
アプリ経由での取得は、スマホで手軽に手続きを進めたい人におすすめです。
・MNP予約番号のアプリでの取得手順(一般的な手順)
- 各キャリアの公式アプリを起動(アプリをインストールしていない方はインストールから実施)
楽天モバイル:「my 楽天モバイル」アプリ(MNP番号を直接取得可能)など - アプリにログイン(または自動ログイン)
契約中の電話番号やID・パスワードを使ってログインします。
一部のアプリはスマホの契約情報を読み取って自動ログイン可能です。 - 「契約内容の確認・変更」や「各種お手続き」メニューを選択
「MNP予約番号の発行」や「解約/MNP転出」といったメニューをタップします。
実際の手続きはアプリ内またはWEBページに遷移して行います。 - 注意事項の確認・アンケートの回答
転出の注意点(通信停止日、料金発生日など)を確認
他社へ乗り換える理由を選択(任意の場合も多い) - MNP予約番号を取得
手続きが完了すると、画面上またはSMS・メールでMNP予約番号と有効期限が通知されます。
アプリによっては、トップページに再表示できることもあります。
※所要時間:即時〜数時間程度
※楽天モバイルは即時発行、他キャリアはWEB連携による処理時間に依存します。
・アプリ取得のメリット・デメリット
メリット | ・スマホ1台で手続きが完結する ・通知や管理がアプリ内でしやすい ・使い慣れたアプリから手軽に操作できる |
デメリット | ・実際の手続きはアプリからWEBに飛ぶケースが多い ・対応していないアプリ・端末がある場合も ・表示場所が分かりづらいことがある |
MNP予約番号を取得した後の流れ
MNP予約番号を取得したあとは、他社への乗り換え手続きを進める必要があります。
以下に、MNP予約番号取得後の一般的な流れをわかりやすく解説します。
この章を読んでわかること(MNP予約番号を取得した後の流れ)
1.乗り換え先(新しい携帯会社)で申し込みを行う
2.SIMカードの受け取り・eSIMの設定
3.MNP開通手続き(回線切り替え)
4.通話・データ通信ができるか確認
注意点
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1.乗り換え先(新しい携帯会社)で申し込みを行う
新たに契約したい携帯会社のWEBサイト、店舗、またはアプリから新規契約(MNP転入)の申し込みをします。
契約タイプとして「MNP」を選び、取得したMNP予約番号と現在の電話番号、有効期限を入力します。
本人確認書類(運転免許証など)も必要です。
2.SIMカードの受け取り・eSIMの設定
物理SIMの場合、数日以内にSIMカードが届きます。
eSIMの場合、申し込み後すぐにダウンロード用のQRコードや設定手順が届き、即日利用も可能です。
3.MNP開通手続き(回線切り替え)
SIMが届いたら、マイページやアプリで「MNP開通手続き」を行います。
開通処理が完了すると、元の携帯会社の回線が停止し、新しい回線が利用可能になります。
4.通話・データ通信ができるか確認
新しいSIMまたはeSIMをスマホに設定し、通話・通信が問題なくできるか確認します。
キャリアによっては「APN設定」などが必要な場合もあります(特に格安SIM)。
MNP手続きの注意点
有効期限内(15日間)に手続きを完了しないと、MNP予約番号が無効になります。
期限切れになった場合は、再度MNP予約番号を取得する必要があります。
現在のキャリアの解約は、新しいキャリアでの開通と同時に自動で行われます(自分で解約する必要はありません)。
なお、機種変更を同時にしたいと考えている方は、ぜひMNPのあとに機種変更をするのが基本となります!
MNPのあとに新しい端末を購入することで、乗り換え先のキャンペーン価格やセット割引を活用できますのでおすすめですよ。
また、MNPのタイミングは「月末」が基本的にお得です。
多くの携帯会社では、解約月の月額料金が日割りされず、満額請求されます。
このため、月初(1日)にMNPすると、その月の料金を全額支払うことになり、無駄なコストが発生します。
一方、月末(30日・31日)にMNPすると、次月からは新しいキャリアの料金のみで済み、費用的に有利です。
発行にかかる時間や所要日数はどれくらい?
MNP予約番号の発行にかかる時間や所要日数は、手続き方法(WEB・電話・アプリ)や利用キャリアによって異なります。
以下に、代表的なケースをわかりやすくまとめて解説します。
・MNP予約番号の発行にかかる時間の目安
取得方法 | 所要時間の目安 | 特徴 |
WEB(マイページ) | 即時〜数時間程度 | もっともスムーズで、24時間対応が多い |
アプリ | 即時〜数時間程度 | 実際はWEB連携が多いが、手軽に操作できる |
電話 | 通話時間10〜30分+即時発行 | 混雑や引き留め対応で時間がかかることも |
店舗(対面) | 即日 | 受付時間に制限あり、要本人確認書類 |
・キャリア別のおおよその所要時間
キャリア | 所要時間(目安) | 備考 |
ドコモ | 即時(WEB・電話) | My docomoで手続き可 |
au / UQモバイル | 即時(WEB・電話) | My au / My UQ mobileで可能 |
ソフトバンク / ワイモバイル | 即時(WEB・電話) | 手続き後、SMSで番号が届く |
楽天モバイル | 即時(アプリ・WEB) | アプリで最も簡単に取得可能 |
LINEMO / ahamo / povo | 即時〜1時間程度(WEB) | 自社管理画面経由で取得 |
mineo / IIJmio / OCNなど格安SIM | 即時〜1日程度 | 申請後、数時間〜翌日に発行される場合もあり |
J:COMモバイル(Dプラン) | 最大5日程度 | 発行に時間がかかるため注意 |
MNP予約番号の確認・キャンセルはできる?
MNP予約番号の確認・キャンセルは可能です。
以下に、一般的な確認方法とMNP予約番号の取り消し・キャンセル手続きについてわかりやすく解説します。
この章を読んでわかること
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MNP予約番号の確認方法
MNP予約番号を取得したあと、いつでも確認できます。
・MNP予約番号の確認方法
【1】マイページ(WEB)で確認
- 各キャリアの会員ページ(例:My docomo、My au、My SoftBankなど)にログインし、「MNP」または「お手続き履歴」などから確認可能。
- 表示される情報
- MNP予約番号(10~13桁)
- 有効期限
- 予約受付日時
【2】SMSやメールで確認
手続き完了時に送信されるSMSまたは登録メールアドレス宛の通知にも記載されています。
【3】アプリで確認
一部キャリア(例:楽天モバイル、povoなど)はアプリからも確認可能。
MNP予約番号のキャンセル方法
MNP予約番号のキャンセルは「元のキャリア」に申し出る必要があります。
・MNP予約番号のキャンセル方法
- WEBでキャンセル
一部のキャリアでは、マイページ上で「MNP予約キャンセル」のボタンから手続きできます。 - 電話でキャンセル
カスタマーサポートに電話して「MNP予約番号をキャンセルしたい」と伝えることで手続き可能です。 - 自動キャンセルもある
有効期限(15日間)を過ぎると、自動的に無効になり、契約は継続されます。
→ その場合、再度MNP予約番号を発行し直すことができます。
MNP予約番号を使って転出完了してしまった場合はキャンセル不可です。
開通前であれば対応できることもありますが、タイミング次第です。
なお、MNP予約番号をキャンセルしても、元の契約内容や料金プランはそのまま継続されますよ。
MNP予約番号の有効期限!期限が切れたら再発行できる?

MNP予約番号を取得した後、どれくらいの期間が有効なのか、期限切れや未使用だった場合の影響について気になる方も多いでしょう。
ここでは、MNP予約番号の有効期限や再発行の手続きについて、詳しく解説します。
この章を読んでわかること
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MNP予約番号の有効期限は何日?
MNP予約番号の有効期限は、発行日を含めて15日間です。
この期間内に、新しい携帯電話会社でMNPの申し込みと開通手続きを完了させる必要があります。
たとえば、4月1日にMNP予約番号を取得した場合、その番号の有効期限は4月15日までとなります。
15日目の23:59までに手続きを終えなければなりません。
期限切れや未使用だった場合はどうなる?
携帯番号そのままで他社に乗り換える「MNP(モバイル・ナンバー・ポータビリティ)」を利用するには、まず現在の契約先からMNP予約番号を取得する必要があります。
この章では、MNP予約番号を使わなかった場合や期限切れになった場合の扱いについてわかりやすく解説します。
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【ケース1】MNP予約番号を使わなかったらどうなる?
MNP予約番号を取得した後、もし何らかの理由で使わなかったら、それだけで解約や契約変更になることはありません。
- 予約番号を使わなかった場合は、自動的に無効になります。
- 今の契約もそのまま継続されるため、特に不利益はありません。
つまり、MNPの申し込みをしたものの、気が変わった・スケジュールが合わなかったといった場合でも、そのまま放置しても問題ありません。
また、使わなかったままではMNP予約番号の期限が延長されるということもありませんので注意が必要です。
【ケース2】MNP予約番号が期限切れになったらどうなる?
MNP予約番号が期限切れになったら、その番号は無効化され、乗り換え手続きはできなくなります。
この場合、乗り換えを再開したい場合は、改めて新しい予約番号を取得し直す必要があります。
また、乗り換え先の携帯会社によっては、申し込み時点で有効期限が10日以上残っていないと受付できないケースもあります。
そのため、番号を取得したらできるだけ早く手続きに進むことが重要です。
注意点:MNP予約番号の有効期限を見落とさないために
MNP予約番号は取得しても、実際に使わなければ契約は何も変わりません。
ただし、期限切れに注意して、乗り換えのスケジュールは余裕を持って進めることが大切です。
MNPの予約番号の扱いに関しては以下の点にあらかじめ留意しておきましょう。
・MNP予約番号の取り扱いに関する注意点
- 発行日を含めて15日間が有効期限
- 手続きが間に合わなそうなら、期限前に再取得することも可能
- 期限が切れても再発行は無料で可能(回数制限なし)
MNP予約番号は再発行できる?その手続きと注意点
MNP予約番号は再発行可能です。
もし有効期限が切れた場合や期限を延長したい場合、取得後に紛失・確認できなくなった場合でも、再度発行することでMNPによる乗り換えが可能です。
以下に、再発行の手続きと注意点を詳しく解説します。
・MNP予約番号は再発行できる?その手続きと注意点
- MNP予約番号の再発行はできる?
⇒「新たに取り直す」イメージで、元の予約番号は無効になり、新しい番号と有効期限が付与されます。 - MNP予約番号の再発行手続き
⇒再発行の方法は、初回取得時と同様。 - 再発行の際の注意点
- 古いMNP予約番号は無効になる
新しい番号を取得すると、以前の番号は自動的に失効します。乗り換え手続き中に古い番号を使用しないよう注意しましょう。 - 有効期限は再び「15日間」
再発行後は、新たに15日間の有効期限が設定されます。この期間内にMNP転入先で手続きを完了させる必要があります。 - 料金・契約条件に変更なし
MNP予約番号を再取得しても、料金プランや契約年数などは変わりません。手数料も基本的に発生しません。
- 古いMNP予約番号は無効になる
MNP予約番号が不要な場合とは?MNPワンストップ方式について解説!

携帯電話の乗り換え手続きがより簡単になった「MNPワンストップ方式」。
この記事では、その概要や導入の背景、従来の方式との違い、そして対応キャリアや利用条件についてわかりやすく解説します。
この章を読んでわかること
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MNPワンストップ方式とは?概要と導入の背景
スマートフォンの乗り換えを検討する際、これまでネックになっていたのが「MNP予約番号」の取得です。
従来の方式では、番号を引き継ぐにはまず現在の携帯会社でこの予約番号を発行してもらい、それを乗り換え先に伝える必要がありました。
この手間を解消するために導入されたのが「MNPワンストップ方式」です。
この章を読んでわかること
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MNPワンストップ方式の概要
MNPワンストップ方式では、利用者が乗り換え先の携帯会社に申し込むだけで、MNPの手続きが完了します。
これにより、わざわざ元の携帯会社でMNP予約番号を取得する必要がなくなります。
導入の背景
総務省は長年、携帯電話市場の競争促進を目的として、乗り換え手続きの簡素化を進めてきました。
MNP予約番号の取得に関しては、引き留め営業や複雑な案内がユーザーにとって障壁となっており、改善が求められていました。
2023年5月24日から、大手キャリアを始めとしてMNPワンストップ方式の導入により、ユーザーはより気軽に、スムーズに他社へ移行できるようになりました。
導入当初は以下の携帯電話会社がMNPワンストップ方式に対応していました。
- NTTドコモ
- KDDI(au)
- 沖縄セルラー電話
- ソフトバンク
- 楽天モバイル
- 日本通信
- ジャパネットたかた通信サービス
MNPワンストップ方式以後、更に携帯電話会社間での競争が促されており、今後も料金やサービスの質の向上にもつながることが期待されています。
従来のMNPとワンストップ方式の違い
・従来のMNPとワンストップ方式の違い
項目 | 従来のMNP方式 | MNPワンストップ方式 |
MNP予約番号の取得 | 必要 | 不要 |
手続き場所 | 旧キャリア → 新キャリア | 新キャリアのみ |
開始時期 | – | 2023年5月24日~ |
対応状況 | すべての事業者 | 対応事業者のみ |
注意点 | 有効期限・引き止め営業 | 対応していないと利用不可 |
MNPの手続き方法には従来方式と、最近導入されたMNPワンストップ方式の2種類があり、それぞれに違いがあります。
従来のMNP方式では、まず今契約している携帯会社で「MNP予約番号」を取得し、その番号を新しい携帯会社に伝える必要がありました。
この予約番号には有効期限があり、期限内に乗り換え手続きを完了しなければならないという制約もあります。
また、取得の際には引き止め営業が行われるケースもあり、心理的なハードルを感じる人も多かったのが実情です。
一方で、MNPワンストップ方式は、乗り換え先の携帯会社での手続きだけでMNPが完了する新たな仕組みです。
この方式では、mnp予約番号が不要となり、現在契約中の会社に連絡を取る必要がありません。
ユーザーは新しい携帯会社で申し込むだけでよく、以前のように煩雑なステップを踏まずに済みます。
ただし、すべての携帯会社がワンストップ方式に対応しているわけではありません。
そのため、乗り換えたい事業者がこの方式に対応しているかどうかは、事前に確認が必要です。
このMNPワンストップ方式は2023年5月24日から段階的に導入が始まり、総務省の主導のもと、携帯市場の流動性を高めるために制度設計が進められてきました。
現在では大手キャリアのほか、一部の格安SIM事業者も対応を進めています。
MNPワンストップ方式は、これからますます主流になると見込まれます。
乗り換えを検討する際は、自分の契約先と移行先が対応しているかをチェックしておきましょう。
ワンストップ方式の対象キャリア・利用条件は?
ここでは、「MNPワンストップに対応している携帯会社は?」という疑問に答えるとともに、対象キャリアや利用条件についてわかりやすく解説します。
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MNPワンストップに対応している携帯会社は?
2025年時点で、以下の主要キャリアがMNPワンストップ方式に対応しています。
・MNPワンストップに対応している携帯会社
■ 対応済みの主な携帯会社(大手)
- NTTドコモ
- au(KDDI)
- ソフトバンク
- 楽天モバイル
■ 一部対応している格安SIM(MVNO)
- mineo
- IIJmio
- povo
- LINEMO
- NUROモバイル など
格安SIM各社については、ワンストップ方式への対応状況が事業者によって異なるため、申し込み前に対象の事業者の公式サイトで確認することをおすすめします。
MVNO間の乗り換えに関しては、未対応であることも少なくありません。
MNPワンストップ方式を利用するための条件
MNPワンストップ方式を利用するには、以下の条件を満たしている必要があります。
・MNPワンストップ方式を利用するための条件
- 乗り換え元と乗り換え先の両方がワンストップ方式に対応していること
一方が未対応の場合、従来通りMNP予約番号の取得が必要になります。 - 個人契約であること
現在のところ、法人契約は対象外としている事業者もあります。 - オンライン手続きに対応していること
ワンストップ方式は、主にオンラインでの申し込みを前提として設計されています。店舗での申し込みでは従来方式となる場合があります。
ワンストップ方式に対応していない場合は?
もし、乗り換え元または乗り換え先が対応していない場合は、MNPワンストップ方式での乗り換えはできません。
従来通り「MNP予約番号」の取得が必要です。
取得方法は、Web・電話・ショップなどがありますが、引き止めの案内がある場合もあるため、時間に余裕を持って対応するのが無難です。
まとめ
MNPワンストップ方式により、携帯電話の乗り換えはこれまでより格段に簡単になりました。
ただし、すべての事業者が対応しているわけではないため、事前確認が必須です。
特に格安SIM同士の乗り換えを検討している場合は注意しましょう。
手続きの手間を減らしたい場合は、MNPワンストップ方式対応のキャリア同士での乗り換えを選ぶのがおすすめです。